| 以前は時代・分野ともにまんべんなく出題されていたが,最近は原始・古代からの出題が少なく,近世〜近現代に比重がおかれている。なお出題形式としては,政治にかかわる人物を示したうえで同時代の文化や社会事象を問うという形式がしばしば出題されている。政治史・文化史・経済史といった分野にとらわれた勉強方法では対処できない。出題の趣旨が「知識を有機的に関連させて時代の特徴や歴史の動向を具体的にとらえることができているか」にあることを意識しておいてほしい。 |
| 原始 | 日中交渉が中心。史料も出題されたことがあるので要注意。 |
|---|---|
| 古代 | 政治史では推古朝〜改新政治の展開,律令制下の公民負担,摂関政治,古代の東北経営が頻出。社会経済史では奈良〜平安時代にかけての土地制度の変化,貨幣制度(これは通史で出題されるケースが一般的)が頻出。文化史では仏教・教育が要注意。 |
| 中世 | 政治史では鎌倉時代の政治(成立過程・守護地頭の設置・承久の乱・御成敗式目など),室町時代の政治が頻出。文化史では仏教,経済史では鎌倉〜室町期の流通・貿易が頻出。 |
| 近世 | 政治史では豊臣政権,江戸幕府の諸統制策,幕府の政治家と同時代の事項が頻出。経済史では農業の発達,貨幣制度が頻出で,外交史では近世初期の対外貿易と鎖国・キリスト教政策,列強の接近が要注意。文化史では儒学・蘭学などの学問,小説,絵画が頻出。 |
| 近代 | 幕末期の政治・外交が頻出しているのが特徴で,さらに明治期に比重があるのも特徴。たとえば,地租改正と殖産興業政策,自由民権運動,条約改正,明治期の産業革命と社会運動が頻出テーマ。それ以外では,明治〜昭和戦前期の政治家がよく出題されており(社会運動家が出題されるケースもある),その場合は人物そのものを扱う出題が多い。なお,日本と諸外国との関係については,各国別にまとめておく必要がある。 |
| 現代 | 占領期の経済動向が頻出。戦後史が単独の大問で出題されることもあるので,政治・経済・外交・文化すべてにわたって基本事項をおさえておこう。 |
| 専門的な内容の問題が多く,しばしば受験生泣かせの設問もみられるのが特徴だが,それにとらわれてはダメだ。大学側が発表している「入学試験問題の講評」のなかで,かつて出題者自身が「知識の詰込みを要求されるようなものは極力さけ,平易な出題を心がけたい」と自戒をこめて書いていたくらいだから,過去問に出てきた細かい事項は無視しておけばよい。なお,問題はテーマ史で出題されるケースが多いので,テーマ別の整理を最後にやっておこう。 |
| 原始 | 対外関係が中心で,かつ頻出。 |
|---|---|
| 古代 | 社会経済史と対外関係史に比重があり,社会経済史では平安時代における土地・租税制度の変化,武士の成長が頻出。対外関係史では遣唐使だけでなく平安中期以降の貿易(日宋貿易)も要注意。文化史では仏教が頻出。 |
| 中世 | 外交史・文化史の出題が少し多く,また,政治史よりも社会経済史に比重がある。社会経済・外交史では,守護・地頭の設置と武家社会の進展,一揆,産業・経済の発達(手工業・都市をも含む),日中・日朝貿易(日宋貿易がしばしば出題されるので要注意)が頻出。文化史では仏教だけでなく神道も注意しておきたい。あとは,庶民芸能にも注意が必要。 |
| 近世 | 文化史の比重がわずかに高いが,各分野がほぼ均等に出題されている。政治史では江戸幕府の朝廷統制,幕政改革,社会経済史では農業・交通・流通,外交史では江戸初期の対外関係が頻出。なお,琉球や蝦夷地の歴史も出題されているので注意が必要。文化史では蘭学を中心に学問,小説などの出版文化が頻出。 |
| 近代 | 政治史では政党政治の形成・進展過程が頻出であり,政党の移り変わりに注意。経済史では産業革命,大戦景気〜高橋財政期の経済動向が頻出。外交史では明治期の対外関係,十五年戦争が頻出だが,沖縄・北海道も含めて各国別に外交関係を整理しておきたい。文化史は毎年どこかの学部で出題されているが,テーマはさまざま。学問・思想を中心におさえておこう。 |
| 現代 | 政治史や経済史を中心に毎年必ず出題されている。教育にも注意が必要だ。 |
| 古代と近世・近代にやや比重がある。「出題のねらい」では,「歴史の流れを把握できているか,基礎的なことがらがきちんと理解できているかという点を中心に判定できるような問題の作成を意識しています」と書かれており,テーマ史で流れを問う出題が多い。 また「出題のねらい」では,「歴史を過去のできごととしてとらえるばかりでなく,現代の問題と関連させて考えることも重要です」と書かれている。出版や新聞・雑誌などジャーナリズム,近代の金融制度の変遷,戦時下における国民生活の統制などの事項に注意を払っておくとよいだろう。 なお,昨年度から解答形式が全問マーク式に変更されたこともあり,やや難易度が上がったが,ほとんどが語句選択型の設問であり,消去法で正解を導き出せるものも多い。直感で解答するのではなく,選択肢をよく吟味して解答するように心がけて欲しい。 |
| 原始 | 各文化の習俗,日中交渉には注意が必要。 |
|---|---|
| 古代 | 政治史と文化史に比重がある。政治史では推古朝,改新政治の展開,都の変遷,藤原氏を中心とする政権抗争が頻出,文化史では仏教ならびに仏教文化が頻出だが,それだけでなく儒教についても出題されている点に注意。また,律令制下の公民負担,奈良〜平安期の土地制度の変化も頻出なので要注意。 |
| 中世 | 政治史と文化史に比重があるのは古代と同じ。政治史では鎌倉時代の幕府と朝廷の関係を中心とする政治動向,文化史では仏教と仏教文化が頻出。文化史ではそれ以外に,さまざまな書物・絵画・建築・彫刻に注意しておこう。また,経済史では,土地・租税制度(古代からの通史で出題されることが多い)や経済発達についても出題が多いので要注意。 |
| 近世 | 政治・経済・文化がほぼ均等に出題され,外交の比重が低い。政治史では江戸幕府の統制策,幕政改革(史料も要注意)が頻出。経済史では農業・流通だけでなく特産物にも注意が必要。文化史では儒学・蘭学などの学問,教育・絵画が頻出。 |
| 近代 | 自由民権運動以降の政党史,明治期と昭和戦前期の対外戦争,明治期の産業革命と社会運動,政党内閣期の経済動向,大正期の社会運動やデモクラシー思想・大衆文化が頻出テーマ。 |
| 現代 | 出題はそれほど多くないが,毎年必ず出題されている。特に経済史に注意しておこう。 |
| 正誤選択の問題のなかに専門的でさまつな知識を要求する悪問が多かったが,最近はその傾向がやや改善された。やたらと細かい知識を詰込もうとするのではなく,基本的な歴史事項を相互に関連づけ,まとめて覚えることを心がけよう。 問題の構成は,原始・古代・中世で1題,近世1題,近代・現代で1題という構成がとられており,近世・近代に比重がある。分野別では,各分野が網羅されているが,社会経済史・文化史の比重が少し高い。また,史料を用いた出題が多いので,教科書に掲載されている史料を中心に,重要史料をきちんと読み込んでおこう。 |
| 原始 | 原始文化に関する出題が毎年必ずあるので,各文化の特色をきちんと把握しておこう。また,日中交渉(史料問題)にも注意しておきたい。 |
|---|---|
| 古代 | 奈良〜平安中期の政治史,律令制下の公民負担,奈良〜平安時代にかけての土地制度の変化が頻出。 |
| 中世 | 戦乱を中心とする政治動向(政治機構や人物も注意),鎌倉・室町時代の流通,日明貿易,鎌倉〜室町期の仏教・神道が頻出。 |
| 近世 | 太閤検地,文治政治〜天保期の幕政改革・藩政改革,農業・交通など産業の発達,文化史では儒学・国学・蘭学などの学問が頻出。外交史では近世初頭のキリスト教と貿易政策に注意が必要。 |
| 近代 | 経済史と文化史にやや比重がある。経済史では明治〜昭和初期の経済発展,社会運動が頻出で,文化史では明治期の文学と教育制度が要注意。政治史では自由民権運動,原敬内閣〜第2次護憲運動を中心とする政党政治の形成過程,昭和戦前期のファシズムの進展と思想弾圧が頻出。外交史では日朝・日中関係に注意しておこう。 |
| 現代 | 分量はそれほど多くないが,戦後改革・高度経済成長と環境問題・教育史・日朝関係や領土問題(サンフランシスコ平和条約〜沖縄返還協定)などが出題されている。 |
| 第1問は原始・古代から近世初頭(織豊政権期)までを対象として基本事項を扱う,第2問は江戸時代を対象とするテーマ史,第3問は近現代史を対象とする史料問題で,やや詳しい事項まで問う,という形式・内容がほぼ毎年続いている。近世では身分制度,農業・流通などの経済,文化が頻出テーマで,近代では政治・経済の分野に比重がある。 |
| 原始・古代・中世から1題,近世から1題,近代から1題,現代(昭和1・1926年以降)から1題の合計4題が出題されており,近世・近現代に比重がある。特に国際関係を問う出題が頻出だ。 |
| 原始 | 日中交渉が頻出。 |
|---|---|
| 古代 | 政治史の基本的な問題が多い。 |
| 中世 | 政治史と室町期の貿易に関する出題が多い。古代とあわせて年表形式で整理しておこう。 |
| 近世 | 三大改革の史料問題,江戸時代の農業・経済と人びとの生活をめぐる出題が頻出。 |
| 近代 | 国際関係をめぐる出題が多く,外交・経済に比重がおかれている。外交史はとくに注意しておきたい。なお,政治史では自由民権運動〜憲法制定,第1次護憲運動〜第2次護憲運動が頻出。経済史では明治初期の財政政策と殖産興業,産業革命,明治期の社会運動が頻出。文化史では明治・大正期の文学,昭和戦前期の思想弾圧が要注意。 |
| 現代 | 戦後についてはサンフランシスコ平和条約・日米安全保障条約からドル危機(円切上げ)に至るまでの外交・貿易を中心として出題されている。政治史は内閣と政治家,経済史は経済安定九原則以降の経済成長の過程を,それぞれ注意していこう。 |
| 出題形式としては,文章の形で一定のテーマを示して受験生の総合的な学力を問う形式の問題と,用語や人物に関する知識を問うだけの雑題の2パターンが続いている。 近世・近代の経済史が必出で,テーマとしては,太閤検地と近世初頭の農民支配,江戸後期の経済発達,明治初期の殖産興業,産業革命,大戦景気,井上財政と高橋財政が頻出。外交史では,日清〜アジア太平洋戦争の経過に注意しておこう。また,史料問題が必出なので,全ての時代にわたって基本史料をしっかりと習得しておくことが必要。 |
| 雑題で頻出の用語・人物 内容を確認しておいてほしい | |
| 原始 | 岩宿遺跡、後漢書東夷伝、邪馬台国(魏志倭人伝)、古墳の発生と構造、横穴式石室、須恵器と土師器、好太王碑文 |
|---|---|
| 古代 | 憲法十七条、平城京(位置・外京)、承和の変、平将門、延久の荘園整理令(記録荘園券契所)、白河上皇(院政開始)、大輪田泊、法隆寺金堂釈迦三尊像、法隆寺金堂壁画、唐招提寺金堂、空海、綜芸種智院、蜻蛉日記、空也、富貴寺大堂 |
| 中世 | 執権、御成敗式目、地頭の荘園侵略(地頭請)、元寇、霜月騒動、足利尊氏、守護領国制、足利義満、古河公方と堀越公方、応仁の乱(年代と関連人物)、山城の国一揆、加賀の一向一揆、戦国大名の分国支配、関銭、酒屋役、天竜寺船、勘合貿易(年代・経過・輸入)、坊津、法然(選択本願念仏集)、栄西(興禅護国論)、日蓮、東大寺大仏・南大門の再建、禁秘抄、金槐和歌集、古今著聞集、十六夜日記、徒然草、方丈記、山崎宗鑑、狩野派 |
| 近世 | 大名、京都所司代、本百姓、慶安の御触書、店借、江戸時代の農具の改良、徳川綱吉、徳川家宣、新井白石(著書・政治)、正徳金銀、徳川吉宗、松平定信、棄捐令、徳川家斉、調所広郷(藩政改革と内容)、狩野永徳、林羅山、貝原益軒、関孝和、山片蟠桃、安藤昌益、大槻玄沢、本居宣長、田能村竹田、井伊直弼、徳川家茂(慶福)、安政の五カ国条約 |
| 近代 | 地租改正、征韓論、伊藤博文、大隈重信、明治14年の政変、福島事件、大日本帝国憲法(発布の日など)、西園寺公望、日朝修好条規、大津事件、満韓交換論、最初の経済恐慌、横山源之助、四ヶ国条約、金解禁、柳条湖事件、国際連盟脱退、盧溝橋事件、国家総動員法、日独防共協定、田口卯吉(東京経済雑誌)、国民之友(徳富蘇峰)、柳田国男(海上の道)、与謝野晶子、葉山嘉樹 |
| 現代 | 学校教育法、日本国憲法(制定過程・施行) |
| 中世・近世・近代がほぼ均等に出題され,古代がわずかに少ない。 |
| 原始 | 先土器〜弥生文化についてのまとまった問題がときどき出題されている。 |
|---|---|
| 古代 | 政治史では改新政治の展開・奈良時代の政争・藤原北家の他氏排斥が頻出。社会経済史では律令制下の農民負担,平安時代における土地制度の変化が頻出。文化史については,これといった頻出事項はないが,どこかの学部で出題されているので注意が必要。 |
| 中世 | 政治史は室町時代にかたよりがあり,南北朝の動乱,守護大名をめぐる戦乱,土一揆,戦国大名と分国支配が頻出。経済史では,貿易についてはそれほど出題されていないが,鎌倉〜室町期の経済は頻出。文化史では仏教が頻出。 |
| 近世 | 農業などの産業発達や交通についての出題が多い。それ以外では江戸幕府の幕政改革,江戸初期の外交,列強の接近が頻出。文化史では思想・学問に注意が必要だ。 |
| 近代 | 自由民権運動〜原敬内閣にかけての政治史,日清・日露戦争〜日中戦争期の外交史に比重がある。あとは,明治期の産業発達,啓蒙思想が要注意。 |
| 現代 | 占領政策が要注意。 |
| 今年度はA方式では古代・中世・近世から1題,近現代から1題,B方式では古代・中世から1題,近世から1題,近現代から1題という構成がとられており,近世・近現代が重視されている。また,「読んで考えてもらう問題」を出題することが基本方針とされているため,史料や図表を使った出題が多いのも特徴。教科書に掲載されている史料や図表は必ずチェックしておこう。 |
| 原始 | 必ず出題されている。 |
|---|---|
| 古代 | 文化史の出題がめだち,仏教・建築・著作などが要注意。政治史では律令制度の形成過程が頻出で,それ以外については事件を中心に政治過程をおさえておきたい。 |
| 中世 | 他の時代に比べると出題頻度がすこし低いが,政治史では執権政治の確立,国一揆が頻出。それ以外では室町・戦国期の経済発達,室町期の貿易,鎌倉〜室町文化が要注意。 |
| 近世 | 太閤検地と江戸時代の農民統制,経済,対外関係,学問・思想が頻出。 |
| 近代 | 経済史で明治期の産業革命・農業が頻出で,明治期の社会運動や昭和戦前期の経済(金融恐慌〜高橋財政・新興財閥)についても要注意。外交では明治期の日朝関係が中心。文化史では教育・文学が頻出。 |
| 現代 | 戦後改革と外交を中心として出題されている。 |
| ほぼ全時代から出題され,原始の出題がやや少ないものの,古代〜近代はほぼ均等に出題されている。分野では文化史の出題が目立つ。解答形式がほとんどが記述式なので,用語を正確に漢字で書けるようにしておくことが必要だ。 |
| 原始 | それほどは出題されていないが,食糧と道具,埋葬方式や日中交渉(史料)に注意しよう。 |
|---|---|
| 古代 | 飛鳥〜平安期の政治史,班田制〜荘園制の土地制度,文化史が要注意(写真もあり)。 |
| 中世 | 鎌倉期を中心に文化史の出題が多い。仏教・建築・彫刻を中心に把握しておこう。また,鎌倉〜室町期の政治史で,事項を年代順に並び替えさせる問題が出題されているので要注意。 |
| 近世 | 経済史と文化史に重点がある。経済史は農業・特産物や流通・交通が頻出で,文化史では学問・小説に注意しよう。政治史は江戸の三大改革を中心に史料問題で出題されることが多い。 |
| 近代 | 各分野からまんべんなく出題されているが,なかでも明治〜昭和戦前期にかけての思想・学問史と経済史が頻出。しばしば史料問題も出題されているので,教科書に掲載されている基本史料は確実にやっておこう。 |
| 現代 | 占領期からの出題が中心。 |
| 時代のかたよりはほとんどない。分野については,前近代で政治史,近現代で外交史へのかたよりが見られるが,全体としては各分野ともまんべんなく出題されている。なお,史料を使った問題が多く出題されるので,基本史料を中心に対策を立てておこう。 |
| 原始 | 各文化の遺跡・遺物が頻出。用途・名称とともに写真をしっかりと見ておくことが必要。 |
|---|---|
| 古代 | 政治史では事件・人物を中心に出題がなされており,土地制度では延久の荘園整理令など,荘園に関連する事項が頻出。文化史では平安時代を中心に仏教が要注意。 |
| 中世 | 政治史の比重が高く,とりわけ鎌倉幕府の成立過程,建武の新政,室町期の守護大名をめぐる戦乱が頻出。文化史はとくに室町文化に注意。 |
| 近世 | 政治史では江戸期の幕政改革,外交史では近世初頭の対外関係(キリスト教・南蛮貿易など),文化史では学問(儒学と蘭学)が頻出。商業・交通制度についても注意が必要だ。 |
| 近代 | 他の時代にくらべて外交史の出題がめだち,なかでも中国・朝鮮・ロシア(ソ連)など特定国との関係をテーマとする出題が多い。また沖縄の歴史も頻出だ。政治史では,自由民権運動〜第1次護憲運動にいたる政党史が頻出。経済史では明治期の産業革命が要注意。なお,文化史の出題は少ない。 |
| 現代 | 農地改革が頻出。外交史には要注意。 |
| 原始・古代,中世,近世,近代,現代がほぼ1問ずつ出題されており,分野では政治史や社会・文化史の比重が高い。出題形式からいえば,正誤問題が必ず出題されていること,文化史で写真や絵をつかった出題が多いことが特色だ。正誤問題では,詳しい知識を試しているのではなく,基本的な歴史事項が習得できているのか,歴史事項どうしの相互関連を習得できているのかが試されている。 |
| 原始 | 文化は必ずどこかの学部・学科で出題されており,さらに日中交渉の史料も要注意。 |
|---|---|
| 古代 | 政治・文化が出題の中心。政治史では改新政治の展開と律令制度(行政区画など),奈良〜平安時代の政権抗争,文化史では仏像彫刻・寺院建築・絵画が頻出。特に文化史は写真が出題されるので要注意。なお,原始・古代の日中交渉も史料や地図とともに出題されているので注意しておくこと。 |
| 中世 | 鎌倉〜室町時代の政治史,正長の土一揆,室町期の経済,鎌倉文化(仏教・仏像彫刻など)が頻出のテーマだ。 |
| 近世 | 豊臣政権の兵農分離政策,江戸時代の農村・農業発達,蘭学・私塾などが頻出。 |
| 近代 | 幕末〜明治初期,自由民権運動,明治後期の内閣の移り変わり,産業革命と社会問題,啓蒙思想など明治期の学問・思想,条約改正などが頻出。 |
| 現代 | 近年,戦後史の出題頻度が高まってきている。占領期の戦後改革,占領政策の転換,サンフランシスコ平和条約と日米安全保障条約に注意しておこう。 |
| 入学案内のパンフには,「日本史学習における史料の意味を重視した出題を行います」とあり,史料問題が出題されることが多い。 第1問が古代・中世(文化と政治),第2問が近世(政治と文化),第3問が近代(外交と経済),第4問が近・現代(外交と政治),第5問が近代(政治)と,時代では近代にかたよりがある。 |
| 原始 | かつては日中交渉などが出題されていた。 |
|---|---|
| 古代 | 律令制度の形成過程,奈良〜平安時代の政治史,大仏造立など聖武朝の仏教政策が頻出。 |
| 中世 | 御成敗式目と地頭の動向,守護大名をめぐる戦乱,戦国大名とその分国支配が頻出。 |
| 近世 | 江戸時代の経済・交通,絵画・芸能・小説などの文化史が頻出。 |
| 近代 | 明治初期の近代化政策(地租改正・徴兵令など),憲法制定〜憲政の常道期の政治史が頻出。明治〜昭和戦前期の産業発達と貿易についても要注意。 |