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*個別企業名は、わからないように記述しています。脚色も若干ありますので、ご容赦ください。
 

12.27(Tue) バンクミーティング
 債権者に集まってもらい、債務者企業の事業計画を説明したり意見を訊く会議を通称バンクミーティングと呼んでいる。このたび顧問先の同会議を開催し、内容は非常に難易度の高いテーマであったが、参加者の前向きな議論の成果があり、計画が前に進むことになった。またメインバンクから当社への経営指導事項に関するはっきりとした内容の発言があり、昨今のこの種の会議では聞いたことのないような立派な意見であった。想定の中ではベストに近い結論となって、サポートして本当によかったと思える1日だった。


11.2(Wed) 同級生弁護士の熱意
 もとはと言えば、はるか昔の出身中学の同窓会を開催してくれた幹事のひとり。所用で上京したため夕食をともにした。40年以上の年月も一気に埋まる気がしたが、ハートフルな人物であることもあらためてわかった。仕事の話に話題が移っても、互いの熱弁は変わらず。ついしゃべり過ぎてしまった。話題にでた企業のサポートができるとよい。それにしても中学時代から法曹会を目指して実現しているというので、素晴らしい!


10.21(Fri) 事業計画打合わせ
 サポート企業の社長、公認会計士の先生と打合わせ。私が営業利益までの計画を社長と相談して作成し、公認会計士の方に詳細な数値計画を作成していただくプロセス。当社は金利負担が重いので、返済のためのキャッシュフローを確保するには利払い後のキャッシュで見なければならない、いわば基本なのだが、検討が甘かった。三者の協議と公認会計士の方の素早いシミュレーションで、金融機関に提示できるレベルの計画の姿が見えてきた。専門家の方や社長の熱意に感謝するばかり。



9.29(Thu) 縫製メーカーを見学
 サポート先の製造委託企業を訪問させていただいた。発祥の地に建つ編立機を装備する工場は、人間業とは思えない仕掛けられた無数の糸が、素晴らしい大判の布を編んでいた。縫製工場では、多くの人が懸命に依頼された製品を製造していた。多くの人の協力と努力がなければできない仕事だ。案内をしてくださった経営トップの方も熱意と人間味あふれる人物で感動した。ここから多くの人が喜ぶ製品が巣立っていくことを願ってやまない。


7.28(Thu) 中小企業等経営強化法説明会に参加
 埼玉県地区の標記説明会に参加した。「経営力向上計画」策定・活用についての関東経済産業局からの案内である。 中小企業庁のHP情報だけではわからない、申請書の細かな記載要領などの説明があり参考になった。


6.24(Fri) イギリスのEU離脱
 週末にビッグニュースが報じられ、金融市場が震撼した。円の急騰、株式の暴落、リーマンショックの再来かとも思われた。G7の協調介入で、当面は沈静化するものの、今後、イギリスの孤立化、EUの弱体化、西側の安全保障体制の問題など、大きな課題が山積する。日本経済や中小企業への影響も必至と思われ、当面、状況の推移に予断を許さない。


6.1(Wed) 事業再生金融
 再生企業の金融ニーズに応えていただけそうな金融機関と、企業を帯同訪問した。再生フエーズでリスクマネーを融資する金融機関や部署は非常に少ない。本日のメンバーは理解ある方々ばかりで、大変うれしかった。結果に結びつくことを願っている。


5.26(Thu) リーダー研修
 顧問先の1社で、リーダー研修を開催させていただいた。参加した各部門のリーダーは、所属部門の業務知識や経験は抜群で言うことなし。昨年、個人面談をして以来、チームワークやコミュニケーションに課題があることが一番の弱み。しかし、一歩ずつ前進している手ごたえを感じる。ひとつの目標に向かって進むようになり、社内の風通しがよくなったら、一気にパワーアップしそうだ。


5.18(Wed) 弁護士事務所での打合せ
 事業再生支援案件で、難易度の高い内容の場合は、他の専門家との連携が欠かせない。この日も、横浜の弁護士事務所で、旧知の弁護士、公認会計士を交えた、債務者企業の今後について打合せを行った。私が用意した進行提案どおりほぼ進めることができた。来月、再来月で大きなヤマを迎える予定である。


4.14(Thu) メガバンクの同士
 メガバンクの友人を通じて、中小企業サポートセクションを訪問した。首都圏エリアの要人が横浜に参集してくださり、有意義なディスカッションができた。当方は非力ではあるが、他の有能な専門家とのネットワークもあるので、連携協調してサポートできればと願っている。


3.2(Tue) 私的整理の合意
 顧問先の債務免除と経営者連帯保証の解除という難案件の結論が、2年越しで債権者の合意により成立した。本当に長く険しい道のりだった。
 これで企業は、事業の伸長にエネルギーを傾けることができる。歴史に残る転換期である。

2.12(Fri) 伸び盛り企業会議2016に参加
 日経ホールで開催された標記会議に参加した。グッド・ビジネス・ニッポンの事例紹介が面白かった。経済が低調な国内にも、革新的なビジネスモデルを考えている人たちが大勢いるのは頼もしい。


2016.1.1(Fri) 今年も1年の計
 昨年4月に独立開業して2年目を迎える。緊張感もあるが、なんとかスタートできたささやかな自負もある。現在の顧問先の企業はどこもまったなしの経営課題を抱える。1回ごとのコンサルティングで手抜きはありえない。いかにして顧問先企業の未来をいっしょに切り開くか、本年の元日もそればかり考えている。
 顧問先企業とともに自らも成長できれば、これほどの喜びはない。



12.10(Thu) ある経営者との再会
  以前から、転勤各地で中小企業の社長に多数お会いしてきた。一社として同じ企業はなく、一人として同じ経営者はいない。すべては世界でひとつである。きょうも、埼玉県の某企業の社長を久しぶりに訪問させていただいた。最近の沿革などを見ると、海外へも次々と展開されて、訪問した本社は増築もされ、近隣ではかなり目立つ企業になっている。喜ばしいことと思っていたら、社長のお話からは、数々の苦労談を伺うことになった。やってみた人間でなければ分からない、たくさんの難事を乗り越えてこられたのだ。
 あらためて勉強させていただいた貴重な機会になった。


12.3(Thu) ロボット展
  世界中が、ロボットマーケットに注目している、そのような時代の幕開けとも言えるイベントである。ただでさえ広い会場の東サイトの3ブースを貫いて産業用ロボットの展示を行う他、サービスロボットの展示もあり、関連の洗浄機などの展示も開催された。
 産業用ロボットは、メーカーが過去の主役と交代しているようだったが、過去の実績があり進化しているように感じられた。目的用途もはっきりしており、開発コンセプトも明確であった。
 一方、今後の需要が大いに見込まれるサービス部門は、展示が貧弱で話題性をねらっただけのイベント指向が強かった。しかし、都産技研のように2016年からロボット開発支援を主な事業として明確に打ち出す公的機関もあり、今後、介護、生活支援などの分野にロボットが投入される日も近いように感じた。

11.17(Mon) 経営トップとのよもやま話
 ある顧問先のトップと、コンサルティングが終わってからひとしきりお話しするのが恒例となっている。いろいろなオーダーをいただいて仕事の幅を広げていただき、大変感謝している。お話の中に「人間性もあるよね」とのくだりがあり、まさに人間同士の切磋琢磨なので難しいのだが、そのように言っていただけて、これ以上うれしいことはない。「この企業のために、ますますがんばるぞ( `ー´)ノ」と思う1日となった。


11.5(Thu) 投資家企業
 普段は、事業再生や経営改善の面でサポートする企業が多いが、今回は、友人が代表を務める上場会社を訪問した。その企業に直接お手伝いできることはなさそうだが、最近買収した中小企業について、買収前と状況が替わって手を打つ必要がありそうだ。当方の実行支援メニューなどを紹介、提案した。どうなるかはわからないが、これもご縁なので何かお手伝いできればよいと思っている。
 

10.19(Mon) 海外展開支援研修
  ある顧問先の社長が「これからは海外」と話されたことをきかっけに、中小機構の研修に申し込んだ。2日間みっちりの少数での講義、演習だったが、終わってみれば、大変参考になった。ワンストップの導入支援はできそうだ。サポート機関や専門コンサも充実しており、活用させていただける日がくれば幸いだ。


9.3(Thu) 名古屋訪問
 前々職時代の最後に名古屋に転勤になった。中高生を過ごした馴染みの土地だが、仕事ではほぼ無縁。短期間であったが、新規融資相談で、担当企業と訪問してもらった某金融機関の支店長を訪ねた。当時の顧客支援第一のご姿勢は今も変わらず、そして人なつこいご性格もそのままで、大変親近感を覚えた。仕事でもぜひ連携したいと願っている。
 また同時期に知り合った企業支援姿勢が明確な公認会計士とも再会した。彼も非常に意識が高く見識も広い。いっしょに仕事ができれば楽しそうだ。

8.21(Fri) 大阪訪問
 大阪勤務の経験もあり、当時担当だった経営者を日中2名訪ねた。ご両名とも世代交代されて会長になられていたが、14年前と変わらず元気にやっておられた。夜は同世代の経営者たち3名と会食した。当時、私が異業種交流会の事務局を担当していて、熱心に参加してくれた人たちだ。なごやかに座を進めながらも、今までの苦労談や後継者の課題など、中小企業の経営者は何と大変なことかと、あらためて感じ入った。後継者は一族でなければだめかと愚問を発してしまったが、他の従業員の手前や、保証人となって金融機関と付き合うなど、やはり一族でなければ務まらないとの話を聞いた。まだまだ勉強不足と通関した。


7.2(Thu) 仕事の相談
 前職時代に、企業のご支援で交流があった某金融機関の方から「別の企業で相談したいのだが」と電話をいただいた。喜んでお受けしましょうと返答した。企業にお話しいただいてからなので、どうなるかわからないが、このような打診は大変うれしいことだ。自分が貢献できる場所があることは、何よりの励みになる。


6.26(Fri) 経営革新等支援機関交流会に参加
同様の立場にある某氏が主宰する第8回の交流会に、今回案内をいただき初参加した。関東経済産業局や日本政策金融公庫の講師参加もあり、ゲストがよかったことや、参加者も志ある人が集まっていそうだ。金融系の人が比較的少ないので、私にも参加ポジションがあるかもしれない。普段は、経営改善支援の企業訪問が多いので、今夜は興味深いひとときだった。


5.26(Tue) 経営革新等支援機関
 3月中に申請書類を提出したが、約2か月かかって認定通知を受領した。中小企業経営力強化支援法に基づく経営革新等支援機関は、創業支援、経営改善支援、経営革新支援、事業承継支援等と幅広く中小企業を支援する役割である。気を引き締めてがんばりたい。

4.24(Fri) 専門家登録
 公益財団法人川崎市産業振興財団が中小企業の支援拠点としている川崎市中小企業サポートセンターの派遣専門家として登録ができた。川崎市所在の中小企業に限定運用される制度であるが、新たな出会いと勉強の機会としていきたい。

4.15(Wed) コンサルタントの先輩
 敬愛する大学ゼミの先輩のご紹介で、10年間コンサルタントをされているS氏にお会いした。経歴のご紹介がなければ、もと銀行員とは思えない自由闊達な雰囲気で、その人望、人徳にみるみる引き込まれる思いだった。銀行時代は審査セクションを経験されていないそうだが、実践的な経営分析力も相当のレベルでおもちである。銀行の後、5年間某企業で副社長をされたそうで、これは私にはない、またできないご経験だ。コンサルタントならではのお話も多々お伺いすることができ、大変有意義な時間だった。

2015.4.1(Wed) 独立開業
 協議会での約4年の勤務を終えて、本日より独立開業した。
緊張感も覚えるが、これまでの経験やスキルを生かし、多くの知人、友人とともに中小企業の事業改善や発展に貢献したい。
 よろしくお願いします。 



2015.1.1(Thu) 今年も1年の計
 協議会の仕事も満4年が近づく。毎年成長すべきとは統括責任者の教え。今年はどうするか?考えているようでは情けない。私たちはあくまでサポートである。苦労してでも、企業が自分たちのメンバーの力を合わせこつこつ進んでいるケースがうまくいっているように思う。
 



12.14(Sun) 最近思うこと
  年末もカウントダウンとなった。2年前から、政策パッケージの開始で、対応件数が激増し、日々ハードに過ごしている。案件の内容も難しいものが多くなった。
 メインバンクの方針がはっきりしている場合はよいが、企業直接の相談の場合は、経済環境が少しでも落ち着くと、改善施策がおざなりになることもある。


7.30(Wed) 保証債務の整理
 今年の5月より、協議会のあらたな事業として、保証債務の私的整理を行うこととなった。経営者保証のガイドラインに基づき、この業務を行うことになったものだが、課題も多く、現実にどのように運営できるか難しい。
 主債務者企業の経営者の保証について、企業の債務整理と同時に行う場合は、比較的話は早い。しかし、過去に民事再生などで企業の債務整理は終わっていて、保証人の保証債務だけが残っている場合は、どのように対応するか、ケースにより異なる。最近、協議会の全国の会議で話題となったことで注意を要すると思われたことは、保証債務の私的整理を終えた後、保証人が自己のプロパー債務について破産を申し立てた場合は、先に一部保証履行したものは偏波弁済にあたるのではないかという法的な議論である。今回は保証債務のみの私的整理であるため、他の債務と一体で処理することは求められていない。しかし、保証債務の弁済計画を検討する際に、弁済に供する原資と他の債務への弁済予定の確認を行わないわけにはいかず、協議会にどこまで確認義務があるのか悩ましい課題である。

3.20(Thu) 士業合同勉強会
 チームの責任者の発案で、弁護士、公認会計士、中小企業診断士との勉強会がスタートした。今回は、破産申し立て前後の手続きおよび公認会計士の業界紹介がテーマだった。終了後の懇親会も盛況で、次回以降が楽しみである。このような顔ぶれが一堂に会する会はなかなかないだろう、それだけで価値ある企画だが、参加者がみな満足するような勉強会テーマをもってくるのはなかなか大変なこと。実利的に考えるとうまくいかないだろう。あくまで相互啓発の場として広く考えるのがよいと思う。


2.15(Sat) 豪雪お見舞い
 きょうは、仕事の話ではありません。2週間連続の大雪で、全国で大きな被害が出ています。我が家の周囲もかなりの積雪で、慣れない雪かきで腰痛が・・近所のみなさんもはんばっていました。
 みなさんにお見舞い申し上げます。


1.13(Mon) 清算と再生
 昨年末まら関わっている企業。2社のグループで業務もまったく分かれている。片方は黒字で、もう一方は赤字。再生スキームは赤字企業を清算して黒字企業を残し、清算企業の債権者には債権カットを要請するというプラン。教科書どおりのセオリーだが、疑問も残る。同じ社長が、なぜこの状態を放置したのか、清算企業の従業員はかなり高齢化しており、生活を守ることが容易ではない。企業も従業員も救済してこそ再生である。まだまだ検討は続く。


2014.1.1(Wed) 1年の計
 昨年は、債権カット案件に短期間で取組み、金融機関向け再生支援研修を実施しつつ、対象企業の再生支援案件を完了させていく(継続中)という、量および質を追求した対応を行った。自分でも限界に近い局面が何度かあったが、そのおかげで相当パワーアップができたと思う。
 今年はこの力を、より多くの支援を要する企業のために使い、短期間でできるだけ多くの企業を元気にしたい。
一度対応した企業の二次的な段階での対応も控えている。多忙な1年になりそうだ。



11.13(Wed) 金融機関再生支援研修
 責任者の発案で、地元金融機関に再生支援の研修を行いつつ、多数の営業部店が選択した企業の再生計画を策定する。事業・財務の専門家も付けて、コンパクトながら、協議会スキームに準じた流れで課題を発見し、改善施策を設定する。金融機関の人も、企業も、われわれも大いに勉強になるプログラムである。



10.11(Fri) 1年後のお礼
 1年前に支援した某企業。業績報告の会議で、見事、ほぼ事業計画どおり黒字化を果たした。何年も赤字だった企業がである。社長のあいさつも、自信ありげに見えた。実績ができると人間、胸を張る。とてもよい光景だった。会議終了後、社長と話をして「最初は何を言われるかと思ったが、内田さんと会って、託してみようと思ったんだ」と言われた。ぐっときた。



8.2(Fri) 戻って来るな
 2年前にお手伝いした製造業。難しいものを製造しているが、営業と製造の連携が悪く、五月雨式の製造依頼で、製造部門が残業続き。労務費が積み重なって利益を食う。改善の基本は実施したはずだが、またもとの状態。社長も頑固で変わらない。企業がすぐに生まれ変わるのは難しい。支援した後の2年目以降が課題であると最近思っている。



6.20(Thu) 外部専門家のこと
 私たちが再生支援を行うときに大事なのが、外部専門家とのチーム組成だ。専門家の腕次第で、企業の再生への発射台製作のスケジュールや品質は大いに変わる。もちろん、チームの指揮を執るのは担当マネージャーで、当人たちの力量が足りなければ、どんなによい専門家を配しても事は進まない。
 本日あいさつに来られた公認会計士の方は、私たちの責任者がもっとも信頼するコンサルタントである。会計の専門家であるだけでなく、事業改善の指導が非常に的確である。そして、厳しい!そこがよい。
 このたび、郷里に戻られ独立開業されるとのこと。ご成功を心よりお祈りする。そして、いつの日かまた連携したい。



2013.1.16(Wed) 今年もいちから

 新年はあらたまったが、昨年中央からの多忙さはなんら変わらない。年度末の仕上げも意識せざるをえない。これから2ヵ月の勝負だ。
 昨年終盤から関与している企業を訪問し、いちから課題と改善の話合いを始めた。案の定、どれもこれも×印である。これで長い間やってこれたのだから、さぞ恵まれた環境で存在していたのだ。幸い、企業の経営者は素直そうなので、新規の仕組みや意識付けはできそうだ。




9.6(Thu) バンクミーティング

 今年度から、新スキーム方式が導入されたが、それで、どんどんこなせるほど案件は簡単ではない。専門家の手も相応に借りながら進めていくことになる。
 きょうは、ある案件のバンクミーティングだった。長期間赤字で、粉飾決算の企業である。今後は改善して黒字になって、その後返済も始めると説明しても、債権者は「本当か?」となる。質問も多数出て、活況?だった。かなり本音の議論だった。



2012.3.31(Sat) サブマネージャーとは



 神奈川県中小企業再生支援協議会サブマネージャーに就任して10か月が経過した。この間、引継ぎ案件だが2次対応4件目、1.5次対応3件目と、対応企業数は順調である。どの案件も個別性が高く、先日もPMと企業訪問の道すがら「難易度が高く応用要素が強い仕事」と話し合ったばかりだ。
 困窮企業の未来をどのように変えられるか、自分の力は微々たるものだが、また社会のどこにもこのような立場の仕事はないことも事実である。報酬も生活のために必要だが、いくばくかはボランティアとして従事する気持ちがなければ続けるのは難しいだろう。




12.28(Wed) 金融ADR


 中小企業に為替デリバティブを売って、相場が裏目に出て、巨額の損失をかかえているケースが多発している。
 今回相談にきた企業の例では、将来期日の分も含めれば、多額な損失とのことで、破綻のリスクを抱えた。全銀協の金融ADR制度を使いながら、協議会スキームで再生を図る予定だが、新年からこの仕事が本格的に始まる。緊張感のある案件になるが、基本は同じ。いくつかの案件をすでに担当し、自分なりの取り組み方を学んだ。来年もしっかりやりたい。



12.13(Tue) 金融調整

 協議会の役割のひとつが金融調整である。すなわち、事業計画について、債権者の同意を取り付けることである。現在、リスケ対応の場合は、残高プロラタ、つまり返済猶予前の各金融機関の残高の割合に応じて、返済するという方法がポピュラーである。これは、該当企業がゴーイング・コンサーンであることを前提としており、保全状況など取引の歴史に立ち入らない、という趣旨である。
 この点は、全国でほぼ常識となっているが、今般、地元銀行が信用プロラタを主張した。計画をまとめるべき緊急の環境変化があるにもかかわらず、交渉に時間を要し、年内の完了が難しくなった。そもそもは、協議会スキームによる再生事業への理解が不足している。当方の啓蒙も大事である。



9.27(Tue) 地方工場視察


 サポート企業の地方工場を視察することになった。日帰りの工程なので、現地では、昼食時間を含めて3時間。効率のよい確認が必要。質疑事項は、あらかじめメールしてある。本社担当役員も同行して、当方の質疑対応をカバーしてくれた。工場は少人数で多能工化が進み、経年減価が進む工作機械を駆使して職人技で製造している。当社のノウハウが感じられる機種や工程もあり、大変興味深い1日だった。



8.10(Wed) ダブル企業訪問


 朝から、某企業に直行だ。定例のコンサルティングファームとの打合せ。原価計算の手法を導入し、最近時の取引をチェックしたら、相当数の赤字販売がある。これでは、汗をかいて受注をしても利益が残らない。喫緊の課題として、営業の対応方針を近く検討することにした。

 午後からは、また別の企業訪問。こちらも業種は違うが、原価低減を目指した多方面の取組みを行っている。きょうは、その委員会へのオブザーバー参加だ。初めての現場だが、話し合っている内容は理解できる。500円を縮減するための合理化努力、製造業とは、そのような厳しい業界だ。



7.20(Wed) 企業訪問

 サポート企業への数度目の訪問。きょうのテーマは、業績悪化の要因は何かを探ること。それを把握するために、営業得意先1社ずつについて売上高推移を見て、その動きの理由を現場からヒヤリングすることである。外部専門家の診断士とともに、午後半日をかけて、入念に状況をきく作業を繰り返す。何事も、非常に根気のいる仕事である。時間をかけて話を聞くうちに、何が問題かが、おぼろげながら見えてきた。




7.7(Thu) 企業訪問

 サポートを始めた企業への何度目かの訪問。きょうは、社内調整部署、経営者、営業部長への面談と長丁場が予想される。ひとりひとりと面談しながら、社員の思いが胸を突く。何も考えていないネガティブな人も中にはいるが、多くの社員は、劣悪な労働環境を厭わず、なんとか会社をよくしようという熱意がある。胸を打たれる。私たちに、どれほど助力できる力があるだろうか。自問自答する日々だ。



6.23(Thu) 事前相談

 県内の金融機関が、案件持込みの前に相談に来ることを事前相談という。
 きょうの相談企業は、土木建築業だった。この業種は、公共事業などの削減で構造不況の最たる例である。多くは受注産業で、製造業のように付加価値を付けにくいので、収支改善も難しい。この企業もジリ貧状態で、このままいけば経営危機に至る見通しだ。
処方箋があるのかどうかは、きょうの時点ではわからない。取組みを始めても、なかなか出口が見えない事例も多々ある。この仕事はそういう仕事だ。


5.31(Tue) 一次対応

 最初に相談企業の話をきいて、善後策を話し合う場を一次対応という。
 きょうは、予約の入った食品関係の企業の相談の場に同席した。社長は、職人としての腕は、おそらく相当のもので、個人事業の時代は成果も挙がったようだ。ドイツで修業もしたそうだから、キャリアは十分である。しかし、数年前から会社にして、人を使うようになってからは、まったく帳尻が合っていない。ずっと赤字経営。それを個人の資金で埋めてきたようだが、それも尽きてきた。職人が会社の経営をするのが難しい場合が多いというひとつの事例だ。なんとか良いところを見つけようと、いろいろな質問を投げかけたが、今後のビジョンにつながる話はなかった。残念だ。


5.24(Tue) 原価管理

 製造業で経営改善を図ろうとすると、必ず問題になるテーマのひとつが原価管理である。工場はたくさん見ているが、原価管理には素人の私は、早速本を購入して、理論面のイロハを勉強する。しかし、それで、現場で通用するほど甘くはない。某木型メーカーのオーダー製品製造現場を視察したが、手間暇かかる職人技の工程について原価管理とは??疑問が続出。どうしたらよいかわからない。しかし、それで終わることはできない。ここに、赤字の問題があり、改善を要するネックがあることはまちがいない。原因が見えなければ、見えるように工夫するしかない。



5.11(Wed) 企業訪問

 まだ自分の担当案件はないが、先輩SMの担当先に同行させてもらう。二次対応完了間近の案件で、今後の収支見通しや社内の仕組みづくりなど、事業計画書完成に向けた終盤の話し合いである。PMからも突っ込んだ意見が提示され、先方経営陣からも真剣が意見が出る。金融機関時代は、ここまで突っ込んだ議論はなかった。どこの協議会も同じようにやっているとは限らない。比較したわけではないが、全国有数のコンサルティング力だと感じる。大変、勉強になる。



5.9(Mon) 中小企業再生支援協議会への就任

 新しい職場で初日を迎えた。
 資料を読んだり、いろいろな会議に同席させていただきながら、まずは勉強である。
一日も早く戦力になりたいとの思いもあるが、奥の深い仕事なので、この学習の場を大事にしたいと、自分に言い聞かせている。



4.25(Mon) 友人との再会

 企業再生支援コンサルティングを開業して3年になる友人、そのチームメンバーと横浜で再会した。起業までに十分キャリアを積んで準備をしてきた彼であるが、事業も軌道に乗り、社長として風格が出てきた。よい仲間と仕事をしており、個性ある共通の友人の話題で盛り上がったが、またあらためて、仕事で組むのも楽しみだ。




2011.4.20(Wed) 神奈川県中小企業再生支援協議会にあいさつ


 5月からの勤務の前にあいさつに訪問。横浜関内駅から近く。プロジェクトマネージャー(PM)と事務局担当者にあいさつする。大震災の後から忙しい由。
サブマネージャー(SM)のみなさん、事務局のみなさんにもあいさつ。公認会計士、税理士、診断士の方も在籍している。
 私にもできるだろうか?