ラジコンカー修理


前進/後進指令を出しても後輪が空回りするだけということで修理依頼を受けたラジコンカーを分解してみたところ、ギアの1つが摩耗していました。これは大小2つのギヤが同軸状に組み合わさった2段ギアで、大きい方がモータの回転軸に設置されたピニオンギアと噛み合い、小さな方が別の減速ギアに噛み合う構造となっています。修理を依頼されたときは、この2段ギアのうち小さな方のギヤの歯が一部摩耗していてモータの駆動力が減速ギアにうまく伝わらない状態でした。

適当な代用部品が見つからなかったため、摩耗した小さなギアを覆うように自由樹脂(赤色部分)を流し込んで小さい方のギアを再生しました。自由樹脂は粘りがあって整形が容易なため重宝するのですが、どうしても少し大きめに出来上がるのでギアボックスを組み立てたときに噛み合わせの無理が生じてしまいます。試運転でギアを空転させ、なじみが出て調子が良くなった頃、盛り付けた自由樹脂が破れて下地が出てしまうという感じです。一時凌ぎに終わってしまうかもしれません。

自由樹脂で再生した2段ギア


ギアボックスに取り付けたところ