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緊急報告!

大西結花、怒涛のライブ

ピーチバルンパンフ  開場前からチケット番号順に、階段に並んでいた。そこに空調はなく、蒸し暑い。
 他の人の様子を見ると、お世辞にもファッショナブルな人はいない(後にその本当の意味を知ることとなる)。どう見ても”ダサイ”方に入る人ばかりで、はやりの、現代風の人は見かけられなかった。  客の98%は男である。
 今宵付き合ってくれるのは、ネット上で知り合った、アイドルイベント類は初体験の女性だ。はっきりいって無理やり連れだしたのだ。
 早く空調の効いたところに入りたい。

 20分ほど階段でウォッチングをした後にやっと入場。とりあえずはドリンク片手にテーブルについていっぷく。
 予定では、8時から「METAMO」、我らが「結花姉ェ」は11時から。久しぶりにはめた腕時計を見ると、まだ6時。いくらなんでも早すぎたか。ライブが始まるまでの5時間あまりを、いったいどうやってつぶしたらいいのか、少し心配し始めたころに音楽がなり始めた。いわゆるアイドル歌謡曲で、DJの手でノリやすくアレンジされたものだ。

 するとどうだろう、みんなバッグを開けて、なにやら準備を始めたのだ。何をするのかと思っていたら、ある者はアイドルの名前を背中に大きく染め抜いた”ハッピ”着はじめ、又ある者は鉢巻を締め、それぞれがホイッスルを首に下げ、ライトを手にしている。俺はわが目を疑うと同時に、熱いものがこみ上げてくるのを感じた。そう、もう滅多にお目にかかれない「親衛隊」なのだ。

 そして音楽とともに、親衛隊も、そうでない連中も踊り始めた。パラパラ風にアレンジされた、いわゆる”フリ真似”だ。そしてこれが、非常にうまい。最初のうち、俺たちは笑って見ていたのだが、しばらく踊りを見ていて、こいつらただ者ではない、と気付いたのだ。ついさっきまでダサイと思っていた連中も、踊りはじめるや否や、そのファッションが一番この場にふさわしいことを、俺に教えてくれた。表情まで生き生きとしてきたではないか。恐るべし。

 彼らは単に踊りがうまいだけではない。一人ひとりのレベルが高いだけではなく、アイドルグループの曲がかかるとそれぞれがちゃんと役割を演じているのだ。前後左右に動いたり、位置が入れ替わるところも完璧。ドリルチームも真っ青の、複雑なフォーメーション。そう、シンクロナイズドしているのだ。

 圧巻だったのはwinkをやった二人組(もちろん男二人組)。本人よりもうまいのではないかと思わせてくれた。「恋はトレモロ」にあわせて、ラスト近くの複雑な動きも、フィニッシュも安定していて、9.99。
 俺たち二人はおもわず、スッゲー、と声をあげてしまった。あまりの衝撃と、ある種の感動に、目当ての大西結花ライブはまだ見ていないのに、もうこれを見ただけでチケット代の元はとったゼェ、と満足してしまった。それくらいものすごかったのだ。

 驚愕と興奮と不思議な充足感を感じているうちに、時間はあっという間に過ぎ、「METAMO」のライブも終わり、大西結花ライブまでは、またDJタイム。みんなの踊りを堪能させてもらって、あきることもなく時間が過ぎていった。

ピーチバルンチケット  「大西結花ライブ」は、あまりにも唐突に始まった。虚を突かれたように、結花姉ェがスポットライトの中に現れ、「チューリップのつぼみ」を歌い始めた。
 鉄腕アトムみたいに髪をまとめ、タンクトップ(キャミソールか?)にジーンズという出で立ち。よく言えばシンプル、そうでなければ普段着。

 最初はかなり緊張していた様子だったが、歌い進めるにつれどんどん本来の調子が出てきたようだ。トークでは鋭い突っ込みも飛び出し、”厳しい”踊りの指導も受けることができた。
 シャドウダンサー、そしてラストは、グッドラックではなく、テイクアチャンス。バンドの演奏ではなく、カラオケだったので、用意している曲が少なく、そのせいかライブの時間が短かったのが残念でならない。

 しかし、我々ファンは再び姉ェの歌う姿を見ることができただけで、元気な姿を見せてくれただけで、十分に幸福だった。みんなのノリもその日の最高潮に達していた。手をたたき、声をあげ、ホイッスルを鳴らし、からだを震わせ、確かな一体感を感じていたのだ。
 以前と何ら変わらぬ歌声と、十分なその声量。声が細く、ライブではほとんど聞き取れないことなどないのが、好きな理由のひとつ。
 そして、生で見る姉ェは、きれいだった。俺の連れも、声量がすごいし、自分より年上なのに肌がきれいだと感心していた。そう、姉ェは、美しいのだ。 

 ライブが終わった後、ゆっちファンは2次会へと行ったようで、実は俺も参加しようと思っていたのだが、なんせネット上で知り合った人たちなので、見てもわからない。結局参加はできずに、その上、もう少しここで見ていたいと感じていたので、しばらくはここにいることにした。

 少し興奮がおさまり、もう一度あたりをうウォッチングした。METAMOや大西結花のファンはほとんど帰ったらしく、残っているのはほとんどが常連客ふうだ。時間とともに人数が増えたようだ。
 最初から気にはなっていたのだが、なんとなく「アニキ」系の人が多い。太め色白の一団と、ムキムキ日焼けの一団とがそれぞれ住み分けるように、はっきりと分かれて陣取っている。このふたつのグループはほとんど踊らずただ座っているだけで、「親衛隊」とははっきりと区別できる。“ハッピ”はもちろん、鉢巻やホイッスルの類は持っていない。物色でもしているのだろうか、どうも目つきが怪しい。

 一度疑いはじめると、もうそれから頭が離れることはほとんど不可能で、ますます確信めいたものが強くなってゆく。俺たちの見たところでは、客の1割は「アニキ」と確信が持て、5割はその疑いが非常に濃い。さらにその確信をはっきりとさせてくれたのが、コギャルふうに女装したアニキだ。ただこの人は、ずっと踊りまくりで“他の世界”の人達と一緒に踊っていた。益々不思議だ。

 一時は始発までここで楽しもうと思っていた二人だが、踊らない(踊れない)者にとって空調は強烈で、「パラパラおにゃんこ講習会」に未練を残しつつも、クラブを後にしたのだった。
 その後、朝6時の閉店までひとり1000円のカラオケで、80年代のアイドル曲をフリ付きで歌いまくったのは言うまでもない。

 また、「wink」、じゃない、大西結花が見たいのであった。

2000年月8月13日
新宿 CODE

 

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