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紅葉の上高地から涸沢、奥穂高岳 2008

Last Updated Nov.19.2008

ま え お き

 紅葉の涸沢に一度は行きたいと思ってはいたものの、今までは山小屋の混雑を想うとどうしても気が引けてしまっていた。
 そんなおり、小屋と親しい関係にある人の計らいで個室を確保し、比較的ゆったりと宿泊できるという話にだまされて、のこのこと出かけて行ったのであった。

10月7日 上高地〜涸沢

 前日の午後6時に国立駅に集合した6人組は、すぐ中央高速に乗って9時過ぎに松本駅前の東急インに到着。
 仕事の都合で別行動となったひとりは、夜中に到着(したそうだ)
 ったく、翌朝5時ロビー集合だってよ。

 大体予定通り、朝5時前にホテルロビーに集合。
 今日は涸沢までなんだから、10時頃出発すればじゅうぶんなのに、何を考えてんだろうねぇ、この人たちは。

 7人となった集団は、2台のクルマに分譲して沢渡の駐車場へと走り、そこでタクシーに乗り換えて上高地へ。
 5時半には上高地に到着。
 当然、あたりは真っ暗。
 じっとしてると、寒い。
 トイレ行ったりなんだりで、歩き始める頃やっと明るくなってきて、暖かくなった。

10月8日 涸沢〜奥穂高岳〜涸沢

 7人のうち2人は北穂高岳へ登るというので、奥穂高には登ったことがある俺もそっちに行こうと思ったけど、ふとジャンダルム見たいなぁって考えて奥穂高岳へ登ることにした。

 にしても、北穂へ行ったうちのひとりは、主婦。いつもダンナは置いてくるみたいだし、毎週のように山に行ってるってことは・・・
 ま、詮索はやめときましょう。

 7時過ぎに出発し、まずはザイテングラードの下まで。
 パーティの中では俺が最年少で、最高齢者は70ということもあり、ペースは楽勝だ。息も乱れない。
 撮影しては追いつくを繰り返して、ザイテングラード取っ付きに到着。

 涸沢あたりから見るとゆるい傾斜に見えるけど、ザイテングラードからは傾斜がきつくなり、足場は少し悪くなる。
 はしごをのぼり、平らなところで休憩しながら、ちょっとづつ登っていく。
 涸沢は大混雑だけど、この時期そこから上に上がる人はほとんどいないので、静かにゆったり登れるのはいいね。
 ひどいときは、このザイテングラードでも渋滞するからなぁ。下から上まで、数珠繋ぎになる。まるで蟻の大群が登ってくるようで、ちょっと気持ち悪いくらいに。

 ザイテングラードを登っているうちに、晴れ間が少しずつ広がってきて、ちっとは足も軽くなる。
 涸沢で1泊した効果があるのか、それともペースが遅いためか、もうすぐ奥穂の小屋だというのに息苦しくない。
 やっぱ、ゆったりとした日程を組むと、楽だねぇ。
 いつもこうありたいものだよ。

 奥穂の小屋でコーヒーなんぞを飲みながら、しばし休憩。
 この時間帯なら、小屋の中も小屋前のテラスも空いていて、ゆっくりできる。
 こっから先は垂直に近い斜面にはしごや鎖が連続し事故も多いので、時間をとって休憩するのが利口ってもんだ。
 10年位前、ここの梯子から転落して、頭が割れてヘリで運ばれていったヤツを見たことがある。

 小屋の目の前の梯子や鎖を過ぎれば、傾斜は弱くなって足場も広くなり、安心して歩ける。
 青空はどんどん広がりますます気分良く登れるが、昨夜の雪が残っているのでちょっとは注意して登る。
 実は俺、笠が岳への登りの途中、尾根に出る直前でぶっころんで大騒ぎになった経験がある。あの時は、良くぞこれだけ出るもんだってくらいに鼻血を垂れ流し続け、岩のくぼみに血だまりを作ったっけなぁ。

 頂上に到着した頃にはさらに雲は減り、すばらしい眺望が広がった。
 槍ヶ岳や笠が岳、蝶はもちろん、遠くは立山まで見渡せる。
 山頂そのものは狭いけど、すぐ下にちょっとした広場があり、この手の山にしては珍しくゆっくりすごせるのがいい。
 前穂高岳から上高地へ続くコースは、途中の岳沢ヒュッテが雪崩で消滅してしまったので注意が必要。跡地には小屋の基礎しか残っていないそうで、水場もトイレも無い。唯一見つかったのは、小屋の看板だけだそうだ。

 涸沢で1泊したおかげだろうか、それともゆっくりしたペースだったからなのか、空気の薄さで息苦しくなることも無く楽しく登れた。
 山頂で少しゆっくりしたら、天気が崩れる前にさっさと下りよう。

10月9日 涸沢〜上高地〜自宅

 6時頃、外に出る。昨日よりも良い天気なので、帰るのがもったいないくらいだ。
 目の前に広がる、朝の光に照らされて赤みを増した斜面が、まるで劇場の幕が開くかのごとく、刻一刻と色を変えていくさまは見ていて飽きず、一日の始まりにふさわしい光景だが、早朝からのすごい混雑で荘厳さも薄れてしまう。
 昨夜は布団1枚に3人の割合の混雑だったそうで、あふれた人たちは玄関や廊下で寝たようだ。小屋泊まりとはいえ、寝袋が要るかもしれない。
 テント場も混んでいるかと思いきや、半分程度しかうまっていない。昔とは大違いで、テントをかつぎ上げる人は減ったようだ。登山者が高齢化すれば、テントをかつぎ上げる体力を持った人も、減って当然か。

 帰りはパノラマコースを通って、上高地まで下る。屏風岩の後ろを乗り越えて上高地に降りるコースだ。
 このコースは初めてなので期待も増すが、地図で見るよりは登り降りは激しく、パノラマというわりには眺望がきくところは少ない。
 尾根上を歩くのではなく斜面を横切っていくので、けっこう気を使う。梯子や鎖、ロープなども、思いのほか多かった。
 景色を楽しめるポイントは少ないが、屏風の頭への分岐付近や屏風岩の頂上からなら、涸沢全体を見渡すことができる。
 コースそのものがパノラマなんじゃなくて、パノラマを得ることができるポイントへ行くコース、というところだろうか。

 もうすぐ川沿いの平らな道に出るってところで、アクシデント発生!
 ひとりがコケてしまい、なんとか自力で歩けることは歩けるけど、足への負担を減らすために俺がその人の荷物を持つハメに。
 ただでさえ残ったウイスキーやおつまみの類が俺のザックに放り込まれたというのに、からだの前後にザックを担ぐハメになってしまった。

 ビン入りの酒は、やめようぜ。
 ビールは、山小屋で買おうぜ。
 あと、缶詰をおつまみに買うのは、もうやめようよ。
 ってか、食べちゃえば良かったのに。
 何考えてんだろうね、この人たちは・・・

 そんなことがあってか、自宅に到着したときにはもう日付が変わってた。
 翌朝は6時起きで仕事に・・・

 コケた人はその後骨折が判明し、俺は数日してヒザが痛くなってしまい、その後1ヶ月は調子が悪かった。

 

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