営業ひとりごと

2011年3月○日
大震災
 このたびの東日本大震災において犠牲となられた多くの方々へ謹んで哀悼の意を表しご冥福をお祈り申し上げます。また、被災されました皆様へ心よりお見舞い申し上げます。
 11日の夜遅く、ようやく止まっていた電車が動き出し、家にたどり着いたのは12日の朝3時半だった。テレビから流される「津波」が頭から離れず、なかなか眠れない。
 東京では連日、計画停電が実施され通勤・通学に連日影響が出た。
 スーパーに行くと早くも品切ればかり、相変わらず余震が続くなか、テレビやラジオに耳を傾ける。
 しかし、寒さのなかで救援隊や食料を待つ被災者の方々に比べれば、こちらの不便さなどはどうってことはない。
 それにしても原発事故に関わる問題はあらためてことの重大さに驚くばかり。原子力発電の危険性がこの機会に問題視されると思いきや、原子力は安全・安心の宣伝のもと、莫大な資金提供を受けていたマスコミの報道と解説者の説明にはなぜか核心をつくものがなく、なんだかはぐらかされているような、物足りない報道ばかり。
 そのうち東京からその関係者たちが逃げ出すだろうから、まあそれまでは安全?なのか。
 ヨウ素131とかストロンチウムとかセシウムなど耳慣れない単語が飛び交うが、放射線が襲ってきて被曝をするとなかなか体内から出て行かないらしい。
 昨日は在日のアメリカ人もイギリス人も韓国人も、原発から80キロの避難勧告が出ました。きっと日本国内よりもっとシビアな情報が飛び交っているのだろう、とっとと脱出していく。
 危険度から言うと特に若い人たちは体内にたまりやすいと聞くので何とか避けてほしい。
 放射能にピンクとか黄色などの色が付いていたなら分かりやすい? だけど色が付いたら取れそうもない、それも困るか・・・。
 莫大な国家予算を使い、天災が引き金とは言えこのような取り返しのつかない事故が発生し、この後何年もの間、放射能の封じ込め作業にかかるとしたら・・・。
 原発推進派のみなさん、それでもまだ原発はお好きですか?

12月◎日
お世話になりありがとうございました。
早いもので、今年もとうとう仕事納めの日になりました。
弊社の書籍をお買い上げいただきました読者の皆様、お世話になった方々、あらためて御礼申し上げます。
ひとつひとつの出来事をふり返りつつ、また新しい仕事にチャレンジしていければと考えています。
どうぞよいお年をお迎え下さい。

7月△日
こんなに暑いと…。
連日の猛暑でカラダがおかしくなりそうですね。
寒いときは部屋で布団を重ねて寒さを凌げますが、こう暑いと外に出るのに勇気がいります。ましてや戸外で作業や運動している方にはちょっと危険ですよね。猛暑日も記録的で岐阜県で39度とか。熱中症で倒れる方も続出!その7割が60歳以上のお年寄りだそうです。そこでとっておきのドリンクを紹介します。
 その昔、暑さに対抗する手段として飲まれていたのが「甘酒」。江戸時代には「甘酒売り」が町を歩いて量り売りをしていたそうです。発酵食品である甘酒は、ビタミンとアミノ酸の宝庫です。今で言うとリポD、オロナミンC、チオ・ビタ!みたいな物でしょうか、しかし合成薬品と違い自然発酵食品の甘酒に含まれる優れた栄養素が素早くカラダに吸収されるためサプリメントより圧倒的に滋養・強壮に良いのです。お江戸の庶民もちゃんと生活の知恵を持っていたのですね。甘酒は冬の飲み物のような感じがしますが、甘酒は夏の季語。それに酒とついてもアルコール度数は0%、だから子どもでも安心して飲めるんですよ。

7月◎日
暑中お見舞い申し上げます
7月8日から東京ビッグサイトで行われました「東京国際ブックフェア」に今年も参加・出展いたしました。今年は「電子書籍元年」とかで、そちらのほうは連日大変な人出だったようです。アナログ派?の弊社は「教育・福祉書」の関係会社による共同出展となりました。1社で出展となると膨大な経費がかかるため、どうしても共同でブースを借りないとやっていません。ほとんどの会社が小規模な出版社ですが、12社が集まり「子どもの明日をつくる本」と題し、来場者の方々へ積極的にアピールする場として出展いたしました。イベントを積極的に店頭で展開する書店さんや韓国からの教材や教育関連を扱う出版社、海外・国内のエージェントの方々、自作の絵を売り込みに来たイラストレーターさん、翻訳家さんなど多くの方々と交流が出来ました。今後この方々とお仕事でどの程度結びつくかは不明ですが、それなりのアピールは出来たかな?と思いました。また、今回は新しい試みとして、池袋のジュンク堂教育書ご担当の青木さんにご協力いただき12社のミニ教育書フェアも開催できたこともアピールにつながったようです。また最終日の11日にはシマダ チカコ先生による「かんたん手づくり ポップアップカードの作り方教室」も開催いたしました。日曜日の朝早くからお越しくださいました皆様、ご参加いただきありがとうございました。御礼申し上げます。かわいいポップアップカードができてよかったね!

ポップアップカード教室

←「ポップアップカードのつくり方教室」は今回で4回目。シマダ先生も私たちスタッフも進行にかなり慣れてきました。まずは、お客様に参加をよびかけます。

 

 

 

ポップアップカード教室

←今回つくるのは「ぞうさん」と「うさぎさん」。参加者の要望をお聞きし、パーツを配ります。

 

 

 

 

ポップアップカード教室

←シマダ先生のていねいな説明にしたがってつくっていきます。順調に進んでいます。

 

 

 

 

ポップアップカード教室

←ステキなオリジナルの「ぞうさんカード」ができあがりましたよ。

 

 

 

 

ポップアップカード教室

←こんなんできましたあ〜!! みんなで記念撮影です。

 

 

 

 

ポップアップカード教室

←こちらのグループも、はい、記念撮影!

 

 

 

 

ポップアップカード教室

←「つくり方教室」の終了時刻間際になって現れた少年。終了時刻には場所を明け渡さなければなりません。「どうしてもつくりたい?」と聞くと、「どうしてもつくりたい」と(^_^;)。そこで、版元ドットコムのご好意で、ブース内で〈個人指導〉。よかったな、少年!

 

 

5月○日
子どもの未来社創立10年&大逆事件100年に向けて
弊社は今月末で第10期めの決算を迎えます。
2000年の7月が創立なので正確には7月で満10歳となります。
早いもので、もう10年経とうとしているんだな〜。
と、感慨にふけっている場合ではありません、まだあと1週間ありますから。
今週末には新刊「作文指導のコツA中学年」が出来上がります。そしてその後、最後の最後に「革命伝説 大逆事件全4巻」の第1回目の配本「革命伝説 大逆事件@ 黒い謀略の渦」が出来上がって来ます。
この本は以前あゆみ出版から発行されその後「絶版」となっていましたが、今年は大逆事件100年の節目の年でもあり、発行を決断いたしました。国内では明治の一大事件であると同時に、海外では韓国併合の年でもあり、天皇制を中心とした当時の日本政府の象徴的な出来事と捉えることが出来ます。いま近現代史はにわかに注目を集めていますが、この事件も当時の情勢を探るにはとても貴重な資料になると思います。
エッ!? 子どもの未来社の名前にふさわしくない? 会社のイメージと違う? まあ、色いろあるでしょうが、ともかくこの企画の刊行が始まります。編集のIには昨年の8月からこの本に関わってもらいましたが、難解で解りづらい文章に格闘してもらい、編集委員の先生方との打ち合わせをこなし、ようやく出来上がって来ます。また、外部スタッフとしてご協力をいただきました皆様にもこの場をかりて御礼申し上げます。
既に5月23日に朝日新聞で広告を打ち、予約注文が入り始めました。「カタログ進呈」と明記したことでカタログの申込も届きはじめました。7月には2巻目、9月には3巻目、4巻目も出来る予定です。これからが大変ですがよろしくお願いいたします。

5月□日
上野の森の絵本フェスティバルA
5月5日はシマダ チカコ先生の「みんなで作ろう ポップアップ・カード」の実演を行いました。
10分前にはあらかじめ用意した整理券が40名になりました。小さいお子さんから大人まで指定の時間には着席していただき、いよいよ始まり、始まり〜。
今回はシマダ先生に「うさぎさん」「くまさん」の2種類を事前に型紙と色画用紙にセットしていただき、所定の時間がオーバーしないよう工夫されていたのですが、終わってみれば時間ぎりぎり。それでも去年の秋のように風で作品が飛ばされることもなく、思い思いの顔をかき込んで、かわいいうさぎさん、くまさんが出来ましたね。
おかげ様でイベントは大成功でした。シマダ先生、そしてご参加の皆様、お疲れ様でした!!
ところで、この「上野の森のフェスティバル」は今年で終了となります。と言いますのも上野公園噴水広場が東京都の改修工事に入ってしまうからだそうです。聞いた話だと、この広場は東京スカイツリーが出来る影響で、上野にも多くの集客が見込めると、レストランなどのテナント施設としてリニューアルされるようです。出展が出来なくなることもそうですが、広々とした開放感のあるスペースがなくなるのはとても残念です。博物館や動物園(またパンダがやってくるそうだ)、美術館をこの場所に集め、その中心に噴水広場を作った設計者もきっと悲しんでいるでしょうね。なにもそこまで金儲けしなくてもいいんじゃないの石原さん?

シマダチカコ先生1

シマダチカコ先生2

シマダチカコ先生3

シマダチカコ先生4

5月○日
上野の森の絵本フェスティバル@
5月3日から5日まで「上野の森チャリティー・ブックフェスティバル」に出展してきました。
晴天にも恵まれ、大勢のお客さんにご来場いただきましてありがとうございました。
5月4日は長谷川知子先生の新刊「わたしはひろがる」と「教室はまちがうところだ」にお客さんの似顔絵入りでサイン会を行いました。1時から始まったサイン会は4時近くまでつづきましたが、長谷川先生はお一人お一人の顔を丁寧に描いてくださいました。なかには初めて先生と対面した長年のファンの方や、握手を求める方、家族や兄弟で似顔絵を書いてもらう方などもいて、とても和やかなサイン会となりました。長谷川先生お疲れ様でした!

子どもの未来社テント

長谷川先生1

長谷川先生2

長谷川先生3

4月□日
ゴールデンウイークは上野の森で
早くも5月の連休は高速道路が大渋滞と今朝の新聞に出ていましたね。4月29日と30日、5月1日から5月5日が高速道路の「休日上限1000円」の適用となり、昨年同様各地で渋滞が予想されるそうです。6月からは新たな高速道路の料金体系が導入されるので1000円でどこまでも行けるっていうのは今年が最後とあって去年よりも混むのではないでしょうか。しかも昨年よりはガソリン代は少し値下がりしてますからねぇ。
 しかし皆様、そんな渋滞に巻き込まれなくてもこのゴールデンウイークを楽しく過ごせるのをご存知ですか? しかもリーズナブルで芸術も鑑賞し、ひょっとしたら動物のあかちゃんにも出会えるとっておきのスポットがあるんですよ〜!
え〜そんなとこあるの?
あるんですね、これが。
え〜どこどこ?
ズバリ! 上野公園です。
前置きが長くなりましたが、昨年の秋に続き「第11回 上野の森 親子フェスティバル・子どもの本まつり」(5月3日〜5月5日開催)に出展が決まりました。50社以上の児童書出版社による出展が見込まれ、楽しいイベントや有名作家のサイン会も多数催される予定です。小社では「かんたん手づくり ポップアップカード」「ポップアップカード わくわく動物園」の著者シマダ チカコ先生によるポップアップカードの作り方の実演、そして「教室はまちがうところだ」「わたしはひろがる」の著者長谷川知子先生による似顔絵入りのサイン会を予定しています。参加費は無料!ぜひ皆さん、この5月の連休は上野公園にお出で下さい。周囲の博物館、美術館、そして動物園も楽しめます。いつ帰ってこられるのか分からない所へ車で出かけるより、人の少なくなった東京をもっと楽しみましょう! よろしくお願いいたします。


4月○日
紫舟さん第5回手島右卿賞受賞
 バンクーバー冬季オリンピックとパラリンピックが終わり、梅の季節が過ぎ、プロ野球が開幕し、昨日は東京では桜が満開となりました。約3ヶ月ぶりのお便りとなります。「冬眠してるの?」と言われたり・・・。
さて、「いい名」の著者、紫舟さんが第5回手島右卿賞(高知新聞社主催、共同通信社共催)を受賞しました。この賞は優れた書家とその作品をたたえるために創設された賞で、書の芥川賞ともいわれる権威ある賞です。
評価の対象となった作品はNHK大河ドラマ「竜馬伝」の題字として使われています。選考委員会は「独自の文字表現を追及し自由に活動している」と独創性と斬新さを評価。全会一致で受賞が決まった(愛媛新聞より)そうです。また、「竜馬のことば展」(4/13〜5/1)が高知市で開催されます。紫舟さんが竜馬の志を多くの皆様に知ってほしいと願いをこめた作品展です。お近くの方はぜひお立ち寄り下さい。詳細は紫舟さんのHPをご覧下さい。
紫舟さんますますのご活躍を期待しています。


2010年1月△日

新年、明けましておめでとうございます
皆様よい正月をお迎えいただきましたでしょうか。
仕事始めから早くも一週間がたちました。年始のご挨拶が遅くなりましたが、本年もよろしくお願い申し上げます。
お正月といえば、初日の出、年賀状、お年玉、初詣、スポーツも箱根駅伝、ラグビー、サッカー、初場所とおたのしみが沢山あり、テレビとコタツがセットになってお屠蘇気分はなかなか抜けませんね。
それから今年はなんと言ってもNHKの大河ドラマ「竜馬伝」に注目です。と申しますのも、あの「竜馬伝」の題字を画いているのが書家の紫舟さんだからです。
紫舟さんは一昨年の11月に弊社より「いい名」(紫舟・書/「いい名」取材チーム=文 定価1890円)を出版していただきました。もともと大阪朝日新聞に連載されていたものを一冊の本にまとめあげた書籍ですが、「いい名」という書名のとおり、この本に登場した112名の一人ひとりの名前にまつわるエピソードが書かれています。なぜこの名前がついたのか、いま自分の名前がどう人生に生かされているのかなど、人間はけして一人ではない、沢山の人たちから愛情をいっぱいもらって生きているんだよと、本書は伝えてくれています。そして紫舟さんはその一人ひとりの名前にイメージを浮かべ、何度も試作しながら112名の作品を書き上げていただきました。その紫舟さん、NHK「美の壷」の題字や最近ではテレビにもよく出演し、車のコマーシャルにも登場している、新進気鋭、期待の女流書家です。こんどテレビを見るときはぜひ注目してご覧下さい。
おりしもNHKでは高校生の書道部を題材にしたコミック「とめ はね!」がドラマ化され、いま書道がちょっとしたブームになっています。お習字なんて小学校の授業以来筆を持ったことの無いという皆さま、この機会にぜひ、今年の目標となる文字を画いてみてはいかがでしょう。
紫舟さんのHPはこちらから。

*以下はスクロールして「12月◎日」からお読みください。

12月□日
今年もお世話になりました
早いもので、間もなく今年も終わろうとしています。
政権交代があり少しは世の中が変わるのかと期待しましたが、今のところまだそのような雰囲気は漂ってきません。景気は悪くなる一方で、ますます不安な材料ばかりが聞こえてきますが、一つひとつ仕事や課題をこなしていくしかありません。
この一年お世話になった読者の皆様、著者の先生、取次店・書店様、管理倉庫の皆様、紙・印刷・製本にかかわる皆様、広告代理店様、編集業務を支えていただきました皆様、営業を助けていただきました皆様、友人知人、町内会の皆様、お一人お一人に改めて御礼申し上げますと同時にどうぞこれからも弊社をよろしくお願いいたします。
そして皆様の来年が素晴らしい年でありますようにお祈り申し上げます。
どうぞ良いお年をお迎え下さい。
ありがとうございました。

12月△日
カーナビ3
あれは東北地方をレンタカーで回っているときのことでした。
以前にもバスで行ったことのあるところでしたので、行きのルートはカーナビ無しで行けたのです。
無事営業を済ませて次の目的地に行こうとした私は、カーナビに目的地をセットし「音声案内」が開始します。
しかし思い描くルートとは別の方向に車を連れて行こうとします。
「今来た道を戻るはずなんだから、そっちと違うやろ」と私はカーナビ君の言うことに逆らい、指示とは違う方向に車を進めます。この思い込みがとんだ誤りの始まりでした。行けども行けども以前見た風景と違います。
やはりカーナビ君の意見に従うほうが無難だったのかと反省して「音声案内」耳を傾けます。それでも半信半疑なまま車はカーナビ君の言う方向へ向かいます。ところが気が付くと車が着いたのはさっきまでいた場所でした。
カーナビ君は「ここから始めろ」と言っているのです。のどかな田園風景を一周してきた私はやはり最初からカーナビ君の言うことを聞いておけば良かったのにと、失った時間を取り戻せるわけでもないのに一人車の中で「所詮、機械にはかなわん」と毒づいているのでした。

12月○日
カーナビ2
最近のレンタカーにはカーナビやETC装置が標準装備されています。「昔とえらく違うなあ」と思いながら、レンタカー屋さんで軽自動車を借り、カーナビに電話番号から目的地をセットし「案内を開始します」と音声案内が始まります。カーナビには到着時間も表示され、いざ出発!
カーナビ初体験のワシ。
「このまま3キロ道なりに直進です」。はいはい…と返事をしている。
「およそ2キロ先○○交差点を右折です」。はいはい…。
「残りあと300メートル○○交差点を右折です」。はいはい…。ここを右にまがって…。
「間もなく左方向です」。え〜ここを左に行ってと…。
???こんな裏道にあの郊外店があるのかな?? 方角は合ってるから…。
「まもなく目的地周辺です」。ええ〜!!? どこにあるのかな?
「音声案内を終了します」 うそ!ちょっと待って・・・。  あっ、あった!
カーナビ君は郊外店裏の駐車場に案内してくれました。大きな幹線道路に面しているその書店に行くには、今来た方角からそのまま行くと中央分離帯があって車が曲がれないと計算され、それであらかじめ右折して書店の裏道から誘導してくれたんだ!「感心、感心、あんたは偉い」と、これ以来絶大な信頼をカーナビ君に寄せるのでありました。
が、しかしこんなこともありました。

12月◎日
カーナビ
営業日誌がしばらく更新されていない、と周囲の方々からの再三のご指摘があり、なんとも弁解のしようもございません。
10月が最後でしたから、かれこれ2ヶ月あまり経ちました。
どこかへ行っていたの? 仕事してますの? と怪しまれるところですが…。
この時期は来年の「新刊企画」など案内書を持って各地域の書店さん、取次店さんにお邪魔しての販売促進が主な仕事になります。
へ〜、新刊でるんですか? とつっ込まれそうですが出るんですよ、これが!
弊社は確かに少ない出版点数ですから、威張るほどのことはありません。7月に2点刊行してからまだその後が続きません。そのシワ寄せが一気に押し寄せ、新年明けてから毎月のように出版計画が4月までつづく予定で恐ろしい気がします。
以下、主な刊行予定です。
●【宮沢賢治 版画絵本シリーズ】宮沢賢治・作 佐藤国男・画
どんぐりと山猫 ●注文の多い料理店 ●オツベルと象 予価各1680円
●【教室の絵本シリーズ】(「教室はまちがうところだ」第2弾)岸 武雄・作 長谷川知子・絵
わたしはひろがる 予価1700円
●【かんたん手づくりポップアップカード第2弾】シマダ チカコ著
かんたん手づくり ポップアップカード わくわく動物園 予価1200円
●【CD-R付 小学校理科の教材】江川多喜雄著
花と実 ●花と虫 予価各2000円
●【作文指導のコツ@ 低学年(仮題)】田中定幸著 予価1800円 などなど…。
詳細につきましては、刊行次第HPでお知らせいたします。

そうそう、私が北海道やら東北地方に出かけた時の話です。
最近はやたら郊外型書店が増え、目指す書店さんに行くにはバスやタクシーを使っていたら時間もお金もいくらあっても足りません。
「そうや! ここは一度レンタカーを使い営業してみよ」と思ったのです。
郊外店といっても地元の人たちにとってみれば、大したことのない話ですが、車を持たない出張営業マンはその都度、電車でお目当ての書店の近くまで行き、そこからバスやタクシーに乗ります。
書店で営業を済ませ、いざ帰ろうとすると帰りのバスまであと15分待ちとか、バス停さえ無い場所からタクシーをつかまえようとしてもまったくタクシーが走っていない状況に出くわします。
「行きはよいよい、帰りはこわい…」。そのような時、車があったらなあ…、寒空のなか背中を丸めトボトボ歩く一人の男。それはまるで三度笠をかぶった股旅物のような感じでしょうか。

10月×日
上野公園 子どもの本まつり その2
26日(土曜日)のシマダ チカコ先生のイベントをすったもんだしながらも、無事に乗り切った私と編集長でした。それだけに、27日の(日曜日)の朝が清々しく感じられました。
この日も10時開店。お客さんがまばらな中、各社のテントをのぞいていると、知り合いの出版社の方から「昨日、御社がテレビに出てましたよ」とか「テレビ見ました、出てましたね」と言われるではありませんか。昨日私はテレビを見てませんので、何のことやら状況がつかめませんでしたが、アド街ック天国という番組が飯田橋の特集を組み、その中で「飯田橋には出版社が多い」となり、各出版社の看板(だけ)が画面に取り上げられ、どうやらその中に小社もまざっていたらしいのです。
ちなみにこの番組をネットで検索してみたら、1番が「東京大神宮」(ここは縁結びの神様でいつも女性の参拝客でごったがえしている)2番が「うまい飯」3番に「出版社」とあり、確かによく目を凝らして見てみると、ありました!黒地に白抜きの小社の看板が!「なんだ看板か」と思いましたが、名だたる出版社の中からよくぞうちの小さな看板を見つけていただきました。皆さんもお時間に余裕がございましたら、一度検索してみて下さい。
さて2日目、この日は小社のロングセラー「教室はまちがうところだ」の著者で画家の長谷川知子先生のサイン会を企画していました。先ほどとは打って変わり、昼ごろには各社のテントやイベントテントには大勢のお客さんが詰めかけて、ビニールのお買い物袋に絵本が何冊も入った方々も目立つようになりました。
1時15分前に長谷川先生が到着し、早速「サイン会」が始まりました。実は私も編集長も長谷川先生の「サイン会」に立ち会うのは初めてのことでしたが、そのペン運びは流石(さすが)プロ! 子どもさんの似顔絵、名前、日付にサインとまあ手際のよいこと。マジックでササッと似顔絵を描いて、色マジックでちょこっとアクセントを入れたり。普段子どもは似顔絵を描いてもらうことなどあまり無いですから、もじもじしたり、お母さんの後ろに隠れたりとテントの前は大賑わい。中には2人分、3人分の子どもの似顔絵をおねだりされる場面もありましたが、あっという間に時間が過ぎて3時になりました。サイン会は1時〜2時の予定でしたので、1時間オーバー。長谷川先生の職人技に感動しながらサイン会はようやく終了、長谷川先生お疲れ様でした。
この2日間、天候にも恵まれ、初参加で反省材料も多々ございましたが、手応えのあるよい経験が出来ました。この会を支えていただきました主催者の子どもの読書推進会議、JPICの皆様にはお世話になりありがとうございました。来年5月のゴールデンウィークにも「子どもの本まつり」が予定されています。またのご来場を心からお待ち申し上げます。

長谷川先生1

長谷川先生2

長谷川先生3

長谷川先生4

9月◎日
上野公園 子どもの本まつり その1
26日、27日は上野恩賜公園 中央噴水池広場で開かれた「第7回子どもの本まつり in 東京」(主催・出版文化産業振興財団〈JPIC〉など)の出張販売に編集長と二人で出かけてきました。
晴天に恵まれ、初日からお子様連れの家族で大変にぎやかな開幕となりました。
初出展の小社は、26日(土)イベントテントで午前の部トップバッターでシマダ チカコさんによる「かんたん手づくり ポップアップカードの作り方教室」を行いました。
前日までは
      「何人来るのかな」
   「10人は来るかね」
   「お客さんゼロだったりして・・・」
と不安でいっぱいでしたが、開始10分前にイベントテントに集まった人を見て、腰を抜かしそうになりました。ナント!30人?いや40人以上は来ている!と思われる人たちが待ち構えていました。
お客さんは「せいぜい10組程度」じゃないかね、とタカをくくっていましたので、その数に圧倒されそうになりました。
テントの収容数は机とイス12組24名様分しかありませんでしたので、テントに入りきれない子どもたちは急遽テントの横にブルーシートを敷き、その上に座っていただきました。
こちらで用意していたハサミは20個、のりは10個と数が足りませんし、コピーした型紙と色画用紙もぎりぎりの数です。
にわかに自分の顔がひきつって来るのがわかるし、額から汗が噴出し背中にも汗が流れる感触が伝わって来ました。
そうした中でいよいよ編集長のIが『え〜、それではこれから「ポップアップカード」の作り方教室を始めます』と開会の挨拶。つづいてシマダ先生の実演・指導が始まりました。思いのほかシマダ先生が落ち着いているのに安堵しましたが、40名以上の人たちに道具や材料を配るオイラはまだ汗が止まりません。
ようやく配布し終わったところで1時間の持ち時間のうち、早くも15分を過ぎていました。しかし事前に打ち合わせたタイムテーブルを思い出し、消化した時間が想定内でしたので、ここで初めて浮き足立った気持ちを落ち着かせることが出来ました。
ところが想定外の状況が突然襲ってきたのです。
それまではそよそよと吹いていた秋風が、ピュ〜ッと強めの風が突然イベントテントに吹いて来たのです。
「わ〜」「きゃ〜」「あれ〜」とあちこちで悲鳴が聞こえてきました。
子どもたちがせっかく細かくハサミで切りそろえた色画用紙のパーツがパラパラと飛んでしまいそうになりました。
しかし皆さん必死の思いで身を挺して風から作品のパーツを守ってくれました。
そうした中、ようやく子どもたちの間から「ハッピーパンダちゃん」と「てまねきワンちゃん」がポツポツと出来はじめました。ここまで所要時間50分。どうにか皆さんにハサミやのりを使いまわしてもらい、時間ぎりぎりの完成した様子でした。
ご参加の皆様には道具や材料が不足してご迷惑をおかけいたしましたが、最後までお付き合いをいただき謹んで御礼申し上げます。また、あとから来ていただきましたお客様にはお断りした方もあり大変申し訳ございませんでした。
次回は来年の春5月3日〜5日に、この「子どもの本まつり」が同会場で企画され、小社でも出展を予定していますので、これに懲りずにぜひまたご参加いただきますようお願い申し上げます。

本まつり1
シマダチカコ先生

スタッフ

本まつり2

9月○日
今度は上野の森で
夏の集会販売で腰痛が再発。腰ばかりでなく、足や腕も筋肉痛でした。日頃の運動不足はこういう時にしっかり現われるんですね〜。鍛えている人は腰痛ばかりでなく病気にもかかりにくいらしいから、長い目で見ればジムとかにお金をかけても元はとれるのかも。とはいえやはり夜になれば飲みたくなりますな。だからいつまでも腰痛とお友だち。
ところで、今月9月26日と27日に上野公園・噴水ひろばで「子どもの本まつりinとうきょう」が開催されます。小社では初出展となります。7月に行われた「東京国際ブックフェア」同様、今回もイベントを行います。26日(土曜日) 午前11時から「かんたん手づくり ポップアップカード」のシマダ チカコさんの実演。また27日(日曜日)午後1時からは「教室はまちがうところだ」の著者である絵本作家で画家の長谷川知子さんの「サイン会」を行います。台風やインフルエンザの流行で催しが中止になることも予想されますが、児童書出版社が36社も出店し、著名な作家さんたちのサイン会やたのしいお話し会も連日企画されています。また定価の2割引で本が購入できますよ! 美術館や動物園へ行くついでに皆さんぜひお越し下さい。お待ちしてま〜す。

7月◎日
東京国際ブックフェア−2
7月9日から12日まで東京ビッグサイトで行われた「第16回東京国際ブックフェア(TIBF)」に初めて出展しました。
 子どもの未来社の宣伝・紹介と書籍販売を兼ねて、多くの取次・書店関係者、教育関係者、図書館関係者、一般の読者の方々に小社のブースをご覧いただきました。あらためて御礼申し上げます。書籍の売上はあと一歩という感じでしたが(^^;)、それなりに小社のアピールができたと思いました。
12日(日)の最終日の16:25からは今月9日にできたばかりの最新刊『かんたん手づくり ポップアップカード』の著者シマダ チカコ先生の実演と講習を行いました。開始直前まで、はたしてお客さんが集まるのかと気が気ではなかったのですが、終わってみれば大盛況! 規定の時間(35分)を30分もオーバーし、いつ事務局から「ちょっと! 早く終わってください」と言われはしないかとハラハラドキドキしていました。今回はお客さんの参加型で、最初にシマダ先生が作り方を丁寧に説明したあと、大きなテーブルを囲み、小さな子どもたちにもお母さんといっしょに熱心にポップアップカードを作っていただきました。型紙や色画用紙を切ったり、のりで貼っ たりと、カワイイ作品をお母さんと作ったことで、子どもたちにもきっと良い思い出になったのではないでしょうか。前日までこのイベントをどう進行しようかと、I編集長はシナリオを二度も作り直し、シマダ先生とリハーサルを行いました。前日のイベントを観察していて、私は持ち時間の35分というのはけっこう長いなあ、時間を持て余してしまうのではないか、との懸念があったからです。そこ で、実際に時間を計り、どのように進行するか打ち合わせを行ったのです。その甲斐あってか(?)、持ち時間を30分もオーバー。参加者の皆さまの笑顔と「ありがとうございました」という言葉に、スタッフ一同、疲れも吹っ飛びました。本当にありがとうございました!(下の写真はそのときのものです)

イベント風景1
イベント風景2

イベント風景3

イベント風景4

イベント風景5

6月○日
東京国際ブックフェア−1
この度「東京国際ブックフェア」(東京ビッグサイト:7月9日〜7月12日)へ初出展することになりました。
小さな展示スペースですが、これまで刊行した主な書籍を格安価格で展示即売いたします。
また、7月12日(日)には新刊『かんたん手づくり ポップアップカード』(7月下旬発売予定)の著者シマダ チカコさんが、だれでもかんたんに作れる「ポップアップカード」の実演を行います。時間は午後4時25分〜5時です。会場内の展示場所は「版元ドットコム」のブースです。
入場に際して「東京国際ブックフェア」招待券ご希望の方は「TIBF」へアクセスすれば入手できます。招待券が無い場合は入場料(1200円)が必要です。会場への交通手段など詳細はお手数ですがTIBFで検索して下さい。小社のイベントのほか多くの出版社の催し物が盛りだくさんです、ぜひ東京ビックサイトへお越し下さい。

6月△日
キャンドルナイト
休日の昼過ぎ、あわただしく出張から帰って来て、昨年から始めた梅干作りをした。小田原産の青梅が黄梅に変わるまで待って、塩に漬け込むだけの簡単な作業。(出張中、梅が熟し過ぎていないか気が気ではなかったのですが、)このまま食べたくなるような甘い香りのする梅を洗い、水分をふき取り、一つひとつ丁寧に焼酎で消毒しながら塩をひいた瓶のなかに漬け込んでいく。まんべんなく指定された量の塩をふりかけながら、内フタの皿をし、瓶のフタをしておしまい。後は時々梅酢が上がっているか確認をしながら、ひと月ほど漬け込み、天日に干すだけ。昨年は出来上がった梅干を知人にあげたり、お返しにまた梅干をいただいたり。梅干なんてたいして変わりはしないだろうと思っていても、各家庭で味や風味が違うのです。塩分ひかえめ、シソのある無し、皮が柔らかいのや堅いのまでいろいろ賞味しましたね。さて今年はどんな梅干が味わえるやら。
そうそう、キャンドルナイトって知ってますか?テレビでもやってましたからご存知の方も多いのではないでしょうか。地球温暖化防止、省エネ、スローライフなんて言葉が最近やたら多いですが、家庭でも簡単にできる試みのひとつに、夜のひと時を、ろうそくを燈して語り合うなんていうのがあるみたいで、梅干を仕込んだ我が家でも実験?してみました。ろうそくなんて子どもの頃停電になった時に使った記憶があるくらいで、久しく使っていません。ちょうど晩飯の時間にチャレンジしましたが、結果は×でした。なぜかと言うと、暗すぎておかずをこぼしたり、調味料を取りに行くのにまた電器をつけたり、あわただしいこと。おまけに暗いせいか、酔っぱらって出張疲れでウトウトしてしまい、早々に寝床についてしまいました。だからキャンドルナイトは夕食後、あまり酔っぱらわないですることをおススメします。何の風情もなく省エネ過ぎて、連れ合いにボヤかれ、今の段階では我が家にはあまり向いていないのかも、トホホ。


4月△日
ホームページ開設1周年
小社のホームページが開設され一年がたちました。この間、多くの皆様に見ていただきありがとうございました。営業日誌もぼちぼち書かせていただきましたが、意外な所で「最近書いてないの?」と聞かれたりして、「あれま!」。見ていただいていることを少し恥ずかしく思いながら、まあマイペースでこれからも書かせていただきます。
今年は都内の桜がどこもきれいでした。会社のそばには市ヶ谷から飯田橋にかけての土手公園(最近こう呼ばれていることを知りました)、靖国神社、千鳥が淵と桜の名所がありますが、どこも花見客でいっぱいでしたね。
ワシ、見物するのはよいのですが、花見で酒を飲むのはあまり好きではありません。トイレも困るし、腰も痛くなるしね。これって爺臭いか。
 
ところで桜は桜でも鹿児島の桜島が噴火しました。太陽が灰雲に隠れ、視界が薄れて目もあけてられないくらいで、車はライトをつけて走っていたようです。
そういえば先日、書店営業で鹿児島市内の南にある「ブックスミスミ オプシア店」へ訪問した際に、タクシーの運転手さんが言ってました。
「錦江湾は火山の噴火口なんですよ。桜島はそのなごりで、湾の中にちょっとだけとび出した火山なんですよ」
「へ〜そうなんですか〜」ちょっとか?
「その昔、湾そのものが噴火して、遠く北海道まで火山灰が積もったそうです」
「え〜!そうなんですか」どうやら大昔らしい。
「今は桜島の山頂火口ではなく、中腹にある昭和火口が活発ですな。桜島に行くと観光資料館がありますから、今度おいでなさった時には一度行ってみてください。大正時代に噴火した際の写真は迫力ありますから。でも、その噴火のそばで、熱くなった海から浮いた魚を皆でとってたりしてるんですよ。」
「へえ〜!そうなんですか、たくましいなぁ」自然の恵み?
「火山はどこも、いつ爆発してもおかしくないでしょう、だからもし錦江湾が大爆発したら、ワシらひとたまりもありませんわ。ワッハッハ!!」
「ハハハ…」あまり想像したくないですが。
桜島よ、どうぞおとなしくしていてね。

3月△日
ご無沙汰しております。
「まだ新年のご挨拶のままだぞ〜」と数名の方から指摘されシブシブ…。ようやく更新です。

ブックセンタークエスト小倉店様今年もあっという間に3月になりました。
大相撲・初場所で朝青龍が優勝し、「おくりびと」「つみきのいえ」がアカデミー賞を受賞し、WBCが開幕してイチローがテレビに出てますね、時間の流れが早い、早すぎですねー。
さてさて、例年全国の主要な書店さんで行っている「教育書フェア」の時期になりました。
今回はその中から、小社のホームページにぜひ掲載してほしいとご要望のございました書店さん数件のPRをしています。お近くの方はぜひお立ち寄りいただければありがたいと思います。
さらに、今年は「新学期の絵本」「入園・入学おめでとう!」など児童書コーナーで「教室はまちがうところだ」を展示・販売していただいている書店さんもあります。写真は先日おじゃました北九州のブッククエスト小倉店さんの店内です。とても目立つ所、「特等席」に展示してあり感動的でしたので担当の方におことわりし撮らせていただきました。おじさんはウレシイ!

 

2009年1月●日
今年もよろしくお願いいたします。

年末からイスラエルのガザ地区への攻撃が、何の罪もない子どもたちを大勢殺していることに憤りを感じている方は、私だけではないはずです。
戦争反対!9条を世界に!

毎年のことながら、初詣は神田明神に行って来ました。
御茶ノ水から徒歩5分程度のところで便利ということもあるのですが、このあたりでは商売の神さんといえば神田明神と有名ですね。
まず、入り口にある甘酒屋でちょいと一杯ひっかけて、からだを温めます。
境内に入ると人でごったがえしています。
普段まるでこういったことに無縁ですが、年に一度くらいはお参りしないとバチでも当たりはしないかと、小心者のワシはお賽銭をぱっと投げ、パンパンと手を合わせて来ました。
おみくじ、御札、お守り(「勝守」)など購入して帰ろうとすると、なんやら社務所の辺りがにぎやかです。
野次馬根性丸出しで見ていると、にぎやかな主はナント横綱朝青龍関ではないですか!
そういえば昨年の正月にもここで遭遇しました。横綱に二年連続で会えるとは!
甘酒のせいでしょうか、つい「横綱〜」と大声出していました。
今年こそは神田明神の商売繁盛と強い横綱朝青龍のご利益があるかな?

12月△日
フグ(河豚)の白子
先日、編集長I氏のおすすめ映画「おくりびと」を観た。
正直なところワシこういうの弱いんだよなぁ〜。
もう途中から涙がとまらなくて自分でもちょっとハズカシイくらい。映画の出来ばえもよくて、さすが第32回モントリオール映画祭でグランプリを受賞のほか、中国金鶏百花映画祭3冠受賞など国内・外の賞を数多く受賞した作品だけありますなあ。
映画は主演の本木雅弘が楽団のリストラにあい、奥さんの広末涼子といっしょに彼の故郷で暮らし始める。
転職した「葬儀屋」の社長役が山崎努。主演のモックンも素晴らしいが、いぶし銀の山崎努がい〜んだよな、これがまた。
山崎努は高校時代よくテレビでやっていました「必殺!仕置き人」の頃からファンです。中でも印象に残っているのは、山崎努演じる「仕置き人」がレントゲン写真のような画面の中で、「ボキボキッ!」と悪人の骨を折ったりするんですね。こわいですね〜、こわいですね〜。

さてさて「おくりびと」です。映画の中のワンシーンで山崎努が扮する葬儀屋の社長が、本木雅弘と酒を酌み交わしながらフグの白子を食べるシーンが出てくるのだけど、またうまそうに食べるのです。網にのせた白子が焼きあがって、それをアフアフいいながら、二人で食っているのです。
「うまいだろ?」
「うまいです。」
「うまいんだよ、困ったことにな。」
なんていう台詞があって、食い物が「こまったことに」なるほどうまいってどのような感じなのでしょう。
しかしフグの白子なんてその辺の魚屋さんで売っているのでしょうか。東京ではまず見つからないと思います。一度機会があったら物語の舞台となった山形の庄内平野に行って食べてみたいですね。
涙をさそった後に、笑いをもってきたり、フグの白子をうまそうに食べたりでなかなかの映画でした。
星★★★★。

12月◎日
寺子屋新書「関西弁で愉しむ漢詩」が大阪のラジオで紹介され、話題沸騰!

今朝、出社すると「注文急増! 関西弁で愉しむ漢詩」のチラシが出来上がっていた。
もたもたしている営業を見かねたのか、I編集長が夜を徹して作成してくれたらしい。
ク〜泣けますね〜。謝謝!  ●詳細はI編集長の「編集長のつぶやき」をご覧下さい。

早速、関西地区の書店さんを重点的に一斉FAX同報を行い、「アマゾン」への補充を行いました。
著者の桃白歩実さんのホームページもリンクいたしましたので、ぜひご覧下さい。「編集長のつぶやき」コーナーからどうぞ。

11月△日
ブタがいた教室
子どもの頃、豚肉は好きではなかった。特に白身が入った料理は苦手でしたね。まあ豚肉に限らず、鶏肉の皮やサバや鰯のヒカリモノも、だから寿司屋に行っても卵焼きとのり巻きしか食べられませんでした。そうそう給食によく出た鯨の竜田揚げなんていくら噛んでも噛み切れなくて、ゴムみたいに筋があったりしてほんとに堅かった想い出がありますね。だから捕鯨禁止で鯨が捕れなくなっても、別にいいじゃないの、と思っていました。だけど社会人になってガラッと変わるんです。同僚たちとお酒を飲むようになってから、一つ一つ苦手な食べ物が無くなってきて、今では嫌いなものは何にもない単なる酒飲みオヤジになっちまいました。
 え〜今日は映画の話でした。
映画『ブタがいた教室』を観てきました。原作は「ブタのPちゃんと32人の小学生」(ミネルヴァ書房)で実際に大阪であった教育実践をもとに作られています。毎日、野菜や肉があたり前のように食卓に並ぶ子どもたちの前に、ある日主演の妻夫木聡さんが扮する若い先生が、一匹のブタPちゃんを教室に連れて現れます。
最初はカワイイ子ブタのPちゃんも、だんだん大きくなりまるまると太った豚になります。「いのち」ってなんだ、「生きていく」って何だろうと、ちょっと「重たい」テーマを考えながら物語が進み、やがてPちゃんを「食べる」「食べない」でクラスはおおモメ。はたして結末は?

以前「いのちの食べかた」というドキュメンタリー映画を観ましたが、重ねて観ても面白いです。

この映画が製作される途中で、ある日小社に一本の電話が入りました。
「おたくの出版物を映画に使いたい」というのです。
「えっ?どの本でしょうか」と聞くと、
「全部お借りしたいのです」
「全部ですか?そりゃいったい何故ですか?」
「職員室の先生がたの机を拝見したところ、おたくの書籍が多く並んでいたからです」
「へ〜、そんなことがあるのですかネエ」とちょっと嬉しくなり、結局全点お貸しいたしました。
でも、いったいどこの学校のどなたの机を見たのでしょう?その先生のお名前でも聞いておくべきでした。
ひょっとしたら原作者の黒田恭史先生かな?
そんな訳で、この映画には小社の本が(たぶん)並んでいるのです。
でも、どこに並んでいたのかな・・・?
見つけた方はお知らせ下さいね。
そして映画の最後には「美術協力」として「子どもの未来社」のロゴマークが入っています。
みなさんぜひ観に行って下さい!

9月×日
はとバスツアー
今朝のラジオで「はとバス60周年」企画で格安ツアーがあると聴いた。長い間東京に住んでいてもはとバスに乗ったことがないな〜なんて思った。(それとワシ東京タワーにも登ったことがないです。)そう言えば以前知人からはとバスで「自衛隊を見学するコース」がある聞いたことを思い出した。調べてみるとその名も「はとバス 陸上自衛隊りっくんランドツアー」。親子で自衛隊の見学するコースがあるではないか。
HPで検索してみると、今はこの企画は終了となっているようですが、たしかに2006年あたりから朝霞の駐屯地や横須賀へ行く企画が組まれていたようです。当然のようにこれに抗議する文面も検索で出て来ます。数件の記事をネットで読んでいくと自衛隊のトラックに試乗が出来たり、ヘリコプタープチフライトで3分間のヘリ体験や横須賀では「三笠」にも乗れるらしい(昼食は海軍カレー付)。
はとバスはこんなことも企画してたのかと「商売上手」なことは認めるが、子どもたちに戦争への興味を刷り込んだりするのはうまい商売とは言えないでしょう。また東京都がはとバスに約38%の出資をしているのにこんな企画をするなんてという抗議もある。
知人によると、実際このツアーに行った人たちの体験談を聞いた中で、射撃シュミレーターを使いゲーム感覚で敵の戦車を攻撃するのもあるらしく、子どもが銃をかまえているそばから母親が「そこだ!今よ!撃て〜」と絶叫している風景を見たそうな…。。。いやはやナントモ。。。そりゃあお母さんあなたが銃を持つことはないでしょうが、自分の子どもが戦場に行くことは想像出来ないのでしょうかね。
たしかに「自衛隊の航空ショー」「海上保安庁の観艦式」なんていう日は、以前からものすごい人でごった返すほどの盛況ぶり。私も小学生時代はプラモデルの戦車や軍艦作りが好きでした。男の子にとってはハマル材料ではあるのだけれど、今の子どもたちがゲームするのも同じなのでしょう。
はとバスも期間限定でゴールデンウィークや夏休みに特別企画としてやるらしいけど、これが儲かってしまうのでしょう。でも、その時は社名をはとバスをやめて「タカバス」にでもしたらどうですか。
 こうやって日本は「戦争をする国」に変わっていく…いやいやそうならないようにしないといけません。


8月×日
対面販売
7月以来、久しぶりの通信になってしまいました。
暑かった夏がようやく過ぎようとしています。この間、各地の夏季研究集会におじゃまして書籍の販売をしていました。気温34度を超える場所での販売。蚊の襲来で悲鳴をあげた大学の構内。搬入時いきなり豪雨に降られた会場。重たい段ボール箱を運び込み、長机に本を並べて「店」を開き先生方に小社の書籍をご紹介し、少しでも教育実践のお役に立てればとの思いもありますが、同時に現金収入を見込めることもあり気張って出張するのです。中には交通費と宿泊代に見合わないところもありましたが、小社の宣伝を兼ねたり、今後の企画のヒントを得たりと刺激になる部分も多いのです。実際に声に出して新刊本の売り込みをする中で、現場の先生や父母の方々とのやり取りもあり「この本はここがいいですね」「授業でこのように使っていますよ」と言われると大変うれしいものです。そのような会話はすぐに本のセールストークに入れることができ、これまでとはまた違った説得力をもった営業が出来るようになることもしばしばあります。特に教育書は大型店にしか置いていただけないこともあり、先生方にとって実際にあれこれ手に取って本を見るこのような場は貴重です。こちらもこの時とばかりに売り込みもします。その時すぐに必要ではないけれど買っておこうと購入されることもあります。いつもこのような集会販売ばかりあるわけではないけれど、お客さんとの会話で教えられるアイデアやヒントが仕事に結びつけば流した汗も無駄ではない。

7月●日
梅干
小社はこの5月でようやく(おかげさまで)第8期目の決算を迎えた。つまり2ヵ月後の7月末日までに諸々のまとめ作業を行い決算資料の提出をする。出版社独特の調整勘定、原価計算、印税支払残高などある程度慣れてきた作業とはいえ、やはり毎年同じ所でつまずきが出てしまう。なかでも取次各社との売掛金の残高照会は悩みのタネだ。これは各社の算定方法の違いもあるが、やはり担当である小生の能力の無さに問題がある。普段は営業等でなかなか作業が出来ないため土・日に税理士の先生にご来社いただくのだが、毎回ご迷惑をおかけしている。しかし、すったもんだしながらようやく数字が整った。やれやれである。
そのような中、時間の合間を見て我が家では梅酒、梅干、ラッキョウ漬けに初めて挑戦してみた。生協やスーパーから素材を購入し、レシピを見ながら仕込んだ(味噌は毎年2月に仕込むが、味噌作りに比べればはるかにラクな作業です)。今のところ梅酒はどうやら大丈夫、9月ごろ試飲出来そうだ。ラッキョウも早々に仕上がり、塩ラッキョウから甘酢漬けの段階に入りこれもまあまあだろう。よしよしみんないい子だぞと思っていた。ところがである、こともあろうに一番丁寧に、塩だって厳選して、きっちり仕込んだはずの梅干君に、しっ、しっ白カビがぁ!!! しっかり梅酢も上がり、これは上々とほっておいたらこれである。重しの皿と梅のわずかな隙間にカビ君が繁殖していたのです。コミックで人気の「もやしもん」みたいにカワイイ菌ならいいのだが、ワシには菌はカワイク見えない。被害にあった梅君たちのカビを丁寧に拭い35度の焼酎に改めて潜らせ、漬け直すはめになってしまいました。忙しくてもちゃんと面倒を見てあげないといかんのだ。決算といい梅干といい反省材料の多いこのごろである。

6月○日
原画展をしませんか?
副都心線の開業から2週間が経ち、ようやく当初の「列車渋滞」が緩和されたようだ。しかし、ダイヤ改正後、毎朝どの電車に乗ったものか小生はまだ定まらない。まあ結局、どれでも来る電車に乗って通勤するしかないのだ。そもそも座って通勤しようとすることが贅沢な話なのだと…はい。
ところで、先日「教室はまちがうところだ」の著者で画家の長谷川知子先生にお会いした際、先生の絵の原画展についてお話をうかがいました。「1ねん1くみ」シリーズでもおなじみの長谷川先生は、挿絵などを含め著書が約100点以上あるそうです。その膨大な原画の中から人気(?)の高いものを中心に年に数回「原画展」を行っているそうです。主催者は図書館や公民館など公共の施設が多いそうです。児童館や地域のコミュニティーセンターの催しとして、また「読み聞かせ」ボランティアの方々といっしょに長谷川先生の「原画展」はいかがでしょうか? これまでの長谷川先生のお仕事をふり返っていただき、「講演会」をプラスした企画でも面白いと思います。子どもたちやお母さん、学校の先生たちに人気の高い長谷川先生はきっと来場者を魅了することでしょう。おすすめします!
(ただし、原画を輸送する運賃や講演料など諸経費は掛かります。詳しくは小社営業部までお問い合わせ下さい。)

6月×日
副都心線
6月14日(土)、池袋と渋谷を結ぶ新しい地下鉄「東京メトロ 副都心線」が開業した。山手線の混雑緩和と埼玉北西部の東武東上線、西武池袋線から池袋、新宿を経由し渋谷まで乗り換え無しで行けると、うたい文句もかろやかにニュースでもさかんに取り上げて華々しくデビューと思いきや、私は時刻表を見て唖然。今まで毎朝乗っていた清瀬始発の電車が無くなっているではないか! 各駅停車で座りながらのんびり読書してトコトコ飯田橋まで来ていた有楽町線乗り入れ新木場行きの電車が無い! 16日の朝はしかたなく池袋で有楽町線に乗り換え飯田橋へ。しかし、初の平日となったこの日の帰りはもっとひどかった。これもニュースで取り上げていたが、ちょうど帰宅途中で有楽町線に乗り池袋に向かっていた頃から何だか様子がおかしい。電車がつかえて進まず、各駅で待っていた乗客が乗り込むからすし詰め。以前利用していた中央線の朝のラッシュ並み。原因は東武線からの線と西武池袋線乗り入れの線が交わる小竹向原で電車の渋滞がおきていた。その後、開業三日目で早くも渋谷、池袋間で折り返し運転となってしまい、小竹向原で止まった電車が運転再開までに40分、なんだかんだ普段の倍の時間をかけてようやく自宅にたどりついた。混雑緩和どころか大混雑だ。落ち着くまでにはしばらく時間がかかるだろうなぁ。

6月△日
本のチラシ
小さな会社の良いところは意思決定が早いところだ。逆に一人でさまざまな仕事をこなさなければならない。
そんな仕事の一つに書店さまに配る新刊の注文チラシがある。これが編集長の作るチラシと私の作るものとではクオリティに雲泥の差がある(もちろん、編集長が作るもののほうが上だよ)。小生の場合はワードやエクセルでホイホイと作成してしまうのだが、編集長はイラストレーターというソフトできちっと細部まで実に丁寧に作ってくれる(0.1ミリの誤差もなく)。先日も編集長が出来上がったチラシを見て、「オレの作るチラシには幾何学的な美学がある」と偉そうに言う。
じゃあ、オイラのはどう? と尋ねると、笑いながら、「ワードやエクセルでチラシを
作るなんて信じられね。でも、オレにはできない空白(余白=白)の美学がある」とミエミエノお世辞。お見せ出来ないのが残念。

(注:あ、私、編集長のIです。O営業部長の作ったチラシは、ま、それなりに評価できます。でも、100満点中45点かな。私もデザイナーではなくエディターなので、そんなに自信はありません。でもね、チラシはイラレとフォトショップを今のマックで使えるような環境にしてほしいな、というのが実感です。マックOS9.2、イラレはバージョン8、フォトショップはバージョン5.5でがんばっているのさ。ちなみにクオークはバージョン4です。クラッシュしたらどうしようといつも考えています)

宣伝で〜す!

新刊情報 7月下旬発売予定!
●2008 新学習指導要領 小学校理科の総検討(仮題) 予価1800円 
●LIVE これが金森俊朗の授業だ!(仮題) 予価1600円

6月○日
商店街
昼メシ時、けたたましい消防車のサイレンが町内に鳴り響いた。近くで火災が発生したようだ。ちょうどそばでも食べに出ようとしていたので野次馬根性丸出しで見物に行ったが、どうやら魚を焼く煙を火災と勘違いした通報だったようでホッとした。駆けつけた7〜8台の消防車、救急車、パトカーも赤・白・黒のぴかぴかの車体を野次馬に披露しただけで済んだようだ。普段でも昼時の人通りの多い時間帯だが、この町内の商店街にも結構な人がいるものだと感心した。私は時々各地に出張に出かけるが、最近はいわゆる「シャッター通り商店街」が目立っている。いままであった商圏の外に巨大なスーパーが出店し、街中が空洞化して小規模な商店が立ち行かなくなってしまったからだ。まず全国例外無くらい増えている。一方活気のある商店街の代表として、大阪の道頓堀、京都の錦通り、板橋の大山商店街、品川の戸越銀座(全長1.6キロの長さは日本一)などは全国的に有名。この近くにある神楽坂はテレビで頻繁に取り上げられることもあり、いつ行ってもにぎやかである。各地を歩いていると独特の雰囲気や匂いのある商店街に出くわす。とくに鮮魚店で珍しい魚が並べられているのを見るのが好きである。以前アメ横を偶然通りがかった時、鮮魚売り場に「黄魚」だか「青魚」だか見慣れない魚がドドーンと並べられていた。誰が買うのか?と辺りを見ると、いわゆるアジア系の人たちが多く、なるほど、こういった人たちの台所を支えているのかと思った。自分の贔屓の和菓子屋とか惣菜屋、ラーメン屋は誰にもあると思うが、巨大スーパーやデパ地下には無い気軽に立ち寄れる強みが商店街にはある。それに親しみのある店は独自の味を残している。だからどうしてもあそこの大福が食べたい!と思えば遠回りしてでも買いに行くでしょう?お店によっては客の顔を覚えて好みまで知っている。そういったお店はこちらもまた行きたくなる。ちなみに私は時々飯田橋「青葉」のラーメンが無性に食べたくなる。「世界食料サミット」なるものが開かれ、食料問題が真剣に話し合われているさなか、自分の関心がラーメンとはちと情けないがご勘弁。

5月△日
集会販売にて
昨日、埼玉学童保育研究集会が埼玉県越谷市で行われ、小社書籍の販売に行った。記念講演は教育界の重鎮大田尭先生と聞き、拝聴させていただいた。大田先生は御年90歳(1918年生まれ)である。壇上に上がった先生のかくしゃくとした威厳のある風貌はとても90歳には見えなかった。演題は「歩きながら考える生命・人間・子育て」。開口一番「子育ては受精から始まります」と一言で聴衆を引き込む話術はうまいな〜と感服。その後もよどみない口調でしかも理路整然と最後まで教育とは何かを話された。聞いていたおよそ600人の学童の指導員や父母の方々はさぞ感動されたことだろうが、久しぶりに聞く大田先生のお話は〈教師の品格〉とはこういったものかと唸らされ、1時間半程の講演会があっという間に終わった。講演後、私も売り場に戻り著書の『生命のきずな』(偕成社)の販売に協力させていただいた。先生は気さくに本を買っていただいた方へサインもしましょうとサービス精神も旺盛でした。スタッフに見送られながら帰る際、杖も突かず凛とした後ろ姿がなんとも印象的でした。そしてこれからもお元気で、われわれ若輩たちに勇気と感動をあたえて下さいと祈らずにはいられませんでした。お世話になった埼玉の学童保育連絡協議会の皆様お疲れ様でした。

5月●日
フードマイレージ
先日の朝、ラジオを聴いていたら東京大学名誉教授の月尾嘉男さんが「フードマイレージ」についてコメントしていた。聞きなれない言葉だがよくよく聴いてみると、フードマイレージとは、食べ物のはこばれてきた距離のことらしい。月尾さんは産直販売の「大地の会」の資料をもとに、今の日本の食べ物がいかに多くのエネルギーを使って運ばれてきているかを説明していた。確かにCO2(二酸化炭素)を出しながら運ばれてくる食物が圧倒的なのだが、食料自給率が低い日本はやはり自給率を上げることが、省エネでエコにつながると訴えていたようだ(ちなみに日本は60%以上の食品を海外から輸入している)。仕事柄、昼食は立ち食いそばがほとんどだが、そばの材料を検討してみると、そば粉、小麦粉、醤油、唐辛子、割り箸、器などがたぶん輸入品で、ネギだけが国産であろうと感じる。しかし、いつの間にか第一次産業が骨抜きされ、ここまで自給率を下げておいて、はたしてそんな簡単に自給率を上げられるものであろうか。地産地消と言われ身近な農作物を使うことが増えてきたとも思う。中国餃子問題から食の安全性が見直され、家庭菜園やプランターでちょっとした野菜を作ることも大変なブームとか。一方、小麦を生産しているアルゼンチンなどでは輸出規制をし、食糧難の国では暴動さえ起きている。日本はお金さえ払えば食料、原油が買えるという時代ではなくなってきていると月尾さんは警鐘をならしている。待てよ、本の材料は? 紙だ! 確かに昨年来値上がりが続いている。もし紙が不足したらどうなるのだ? 自国でまかなえ、なんてことは考えにくいし…。そう思っていた矢先、印刷屋さんから6月からまた紙代が大幅に値上がりするとの連絡が入ってきた。いったいこれからどうなるのだろう。

4月☆日
伊那へ行く2
昨晩は名物の「さくら肉」(馬刺し)に舌鼓を打ち、二日目の伊那である。最初に行ったのは「寒天パパ」の工場だ。長野県では昔から農家の副業として「天草」を原料とした寒天作りが盛んで、特に茅野では毎年12月から翌年2月まで製造されている特産品らしい。この日は寒天ゼリーを試食し、自宅用の土産物をゲットした。でも海のない長野県で海産物の天草と深い縁があるなんて不思議だなあ。
次に行ったところがまた驚きだった。広大な畑の真ん中で、何やらものすごい人と車で賑わっているではないか。近づいて見ると、ヤギ、ウサギそれにクマまでいるではないか! ここは「産直市場グリーンファーム」だ。編集長は以前この伊那市でタウン誌の編集にも携わっていたこともあり、その縁でよく顔を出していたらしい。
紹介された小林史麿社長とも昵懇で、その取り組みについて詳しく説明していただいた。今では近所の契約農家数は1600軒にものぼり、観光バスも乗り付けている。仕入れた農作物は消化され、農家三世代の潤滑油として村おこしの役目も果たしているとのこと。また最近では「生き生き100坪実験農場」を開始。新規で農業を仕事としたい人や団塊の世代の退職組を対象に約100坪の土地を年間たった5000円で貸し出し、自由に野菜を栽培してもらうというシステムだ。自分で作った作物を消費し、残りをグリーファームで販売するという全国初の実験的な取り組みであり、計画では年収100万円も夢ではなく多くの農業関係者から注目されているらしい。農業再生が叫ばれている今、こんな元気な取り組みもあるのだと感心させられ、おおいに刺激となりました。連休中も一日に約3000人が見込まれると小林社長は自信の程をのぞかせていたのが印象的。晩のおかずに山菜のコゴミ、タラの芽、コシアブラ(初めて食したがこれがウマイ!)をゲット!天ぷらにするのだ。
 グリーンファームを後に、車は権兵衛トンネルから木曽川沿い中山道の奈良井宿へ向かった。昔のたたずまいを見事に残したその町並みは時代劇のロケに使われてもおかしくないほど情緒にあふれ、町中には湧き水も出てこれが「銘酒」を生むのかと感じさせる。漆の工芸やさまざまな民芸品にも温もりを感じるところだった。短時間の滞在だったが、水墨画のような山あいに融けこむ奈良井宿にいつかまたゆっくりと訪れたいと思った。この後、岡谷まで送ってもらい名物の鰻で昼食をとり、風光明媚な南北の両アルプスに別れを告げ一路東京へ。ずっと運転させてしまった編集長に改めて感謝です。

4月★日
伊那へ行く
4月最後の土曜日、編集長の故郷である長野県の伊那市へ行った。残念ながらお目当ての桜の名所「高遠城址公園」のタカトオコヒガンザクラはとっくに葉桜になってしまったとのこと。でも、まだまだ桜は咲いていました。高速バスを駒ヶ根ICで降りると迎えに来た編集長の車でまず光前寺へ。お寺の前にある蕎麦屋で軽く昼食をとり、しだれ桜を見に行く。ピンク色のしだれ桜はもちろん見事であったのだが、それよりも驚いたのが「光苔(ひかりごけ)」だ。お寺の山門から本堂へつづく道の両側に石垣があり、その石垣の隙間をよく見るとヤヤヤッ! 暗がりの奥に鉱脈のようにピカッと淡い緑色の光が見えるではないか! とても苔とは思えない自然の不思議な力にびっくり! 伊那に着くなりいきなり魅せてくれました。光善寺には妖怪を退治したという伝説の犬「早太郎」が祀られていた。木像の「早太郎」をなで旅の安全を祈願した。編集長は「まだまだ桜のきれいなところがある」と、「とっておきの場所」へ車で移動すること30分。見えてきたのは確かに桜。ソメイヨシノも満開! だが、これまた不思議な桜?? 白、赤、ピンクの花が同じ一本の木から咲いているではないか!! しかも満開。中には花びらに白と赤とピンクがまざって咲いているのもある。八重桜に似ているが・・・正体は「花桃」である。山間のひんやりとした空気の中でゆっくりと散策し、「花桃の里」を十分堪能いたしました。「高遠城址公園」の桜は次回のおたのしみとなりました。 つづく(トップページに花桃の写真を掲載しました。また、「編集長のつぶやき」コーナーにはアップの写真も載っています)


キレる

4月×日
このところ風邪を引くと長びいたり、年々花粉症がひどくなったり、頭痛がしたりと年なのか体力にも自信がなくなってきた。で、今日はキレたのである。プッツンはプッツンでも「逆ギレ」プッツンではありません。出先で小走りに階段を駆け上がろうとした矢先、左ふくらはぎに強烈な痛みが走った。以前から違和感があったので、あ〜、ついに来たなと思った。肉離れである。2年前の春先にも右足ふくらはぎの肉離れをやっているが、それに比べたらまだ軽い。夕方、地元の整形外科へ行き湿布とテーピングを施してもらう。「まあ、軽いほうですよ。2週間程度かかりますけど」と予想した診断だった。ふくらはぎには内側、真ん中、外側からアキレス腱にかけて筋がはしっている。その内側の筋肉の筋が切れたのである。3本まとめて切れるとアキレス腱が切れるというように相当重症になる。ともあれこの程度でほっとした。歩き方はこうですよ、とガニ股で歩くお手本を示してくれた親切なお医者さんに感謝です。ガニ股で歩く出版社の営業を見かけたら、それは私です。えっ? お前は普段もガニ股だろうって? 大きなお世話です。

写真集ができました! 
4月○日
編集長に口と腰は軽いが書くのが重たいと言われシブシブ・・・。
さて、この度「二十歳はたち になりました─筋ジストロフィーの慎大郎君の日々U」(菊池和子 写真・文 本体価格2000円)を刊行いたしました。筋ジスという難病と闘いながら生きる慎大郎君と家族の生活を80枚の写真で綴った写真集です。この企画が決まったのは3月上旬、駆け足の出版となりました。筋ジストロフィーとは筋肉の再生もおいつかず、筋肉そのものが次第に壊れていく遺伝子に起因する病気の総称とされています。著者の菊池和子先生のメッセージの一部を紹介すると「難病患者とその家族の日常生活をドキュメントした写真集はそう多くはありません。『ささやかな明日』はあるけれど、『将来の命の保障』はないという厳しい生活でも、人と人の豊かなつながりと愛情が、写真の中に見つけてもらえることでしょう。手にとって下さる方々全員への応援歌になると思います」とあり、慎大郎君たちを支える多くの人たちの輪とともに同じ社会に生きる私たちに、生きることとは何かを問いかけてくれます。この出版に合わせて4月16日から調布市多摩川5−7−4(京王多摩川駅前)の喫茶店「カフェ大好き」(電話042−481−3933)で写真展が開催されています。お近くの方はぜひ足を運んでいただきたいと思います。菊池先生は元小学校の教師。現在ポルトガルに在住し一時帰国していますが、「出前授業」もできますとのこと。この本に紹介されている写真をもとに中学、高校の「進路指導」の授業や、「進路選択」の参考になる話としてもおすすめいたします。詳しくは直接Eメールで以下へお問い合わせ下さい。写真展は5月15日までです。20日と27日、5月11日の午後2時から、赤ちゃんから成人まで記録した60枚のスライドを使った菊池先生のトークもあります。(月曜日と29、5月3〜6日はお休みです)
NQE10417@nifty.com
 

新学期はこの絵本から
4月×日

このたび、「子どもの未来社」のHPをようやく立ち上げました。「えっ! いまどきHPのなかった出版社があるの?」と驚きの声もあるかとは思いますが、今後よろしくお願いいたします。
さて2004年4月に刊行されました『教室はまちがうところだ』は、おかげさまでこの3月に13刷、累計90000部となりました。この本の原作は、いまから30数年前に中学校の教師である蒔田晋治先生(本年1月逝去)が担任の生徒たちへのメッセージとしてクラスの学級通信に載せたものでした。それから各地の教育現場でさまざまな形で紹介され、全国の子どもたち、父母、そして教師たちに長年愛され親しまれてきた「詩」となり、そして、絵本作家の長谷川知子先生によりすばらしい絵本として誕生したのです。
発売当初から書店店頭での動きも良く、児童書コーナーやとりわけ教育書のコーナーで好評でした。当時、神田神保町に本店のあるS書店へ営業に行ったところ、教育書担当者だったTさんは手作りのかわいいポップカードに「私もこんな先生に習いたかったな」とメッセージを書き入れてくれました。そうですよね、「まちがっていいんだ。みんなまちがうなかでおおきくなるのだ」と教師から励まされたら、子どもは安心して手をあげ、たのしく勉強できますよね。今でも新年度の定番の絵本として、多くの学校で「学級びらき」や「学習発表会」などの行事の中で児童・生徒たちが元気よく群読をしたり、「朝の読書」や「読み聞かせ」に大活躍です。ある学校では原文をそのまま教室の前や後ろに書き写して先生がはり出しています。Tさんのメッセージのとおり、いま子どもたちは「こんな先生に習って」いるのです。その後、S書店のご担当だったTさんは新たな目標に向かうということで退社され、そしてこのたびご結婚されるとのこと。Tさんおめでとうございます! 桜が満開となるこの季節、あのポップカードが思い出されます。そして、新学期にふさわしいこの絵本が、これからもたくさんの子どもたちに勇気と自信を与え続けてくれることでしょう。

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