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尾白川黄蓮谷右俣 沢登り

【山行期間】         2009年8月22日〜23日

【メンバー】           山田、岩佐(報告)

【行動記録】        

8月22日: 道の駅白州(06:50)==尾白川渓谷P(07:10)--百合ヶ淵(08:15, 08:25)(au:III, Softbank:0)--不動滝(09:10, 09:30)--鞍掛沢出合い(16:25)△(au:III, Softbank:0)

8月23日: △(08:00)(テント撤収)--尾白川左岸1,500m地点(09:00, 09:30)--鞍掛沢出合い(10:30, 10:40)--林道から尾白川への入渓地点(11:15, 11:40)--林道終了地点(12:50)--尾白渓谷P(14:10)(Softbank:I〜II)

【報  告】

8月22日: 小雨のち曇りのち晴れ

21日に刈谷駅で拾ってもらい出発。途中雨が激しく降り、「明日は増水して沢登りは難しいのでは?」と思いながらも、取り敢えず尾白川渓谷近くの道の駅に到着。雨は降ったり止んだりで翌朝も小雨が降っていたため、のんびり朝食を食べて尾白川渓谷Pへ。

雨もあがり、準備をして駐車場出発。渓谷道を通って不動滝まで行き、ハーネス装着、沢シューズを履く。滝を左側から巻き、「さあ、入渓!」と思ったが、深そうな淵を持った滝を直登するのはかなり難しそうなため、引き続き高巻きとなる。急な斜面を四つん這いになりながら泥だらけになって高巻きしていたら、突然大きな動物が現れた。「熊?!」と一瞬ひるんだが、よく見たらよく太った大きなカモシカだった。2頭のカモシカは暫くこちらをじっと見ていたが、そのまま走り去っていった。

沢に下り、ほんの少しだけ遡行したが、その後また翡翠のような緑色をした深い淵に出て、仕方なくまた高巻き。前日の雨のせいか水量が多かったため高巻きを数回繰り返し、亀のようなスピードで高度を上げていく。悪い斜面を残置のトラロープを使って下りて少し遡行すると、両岸がスラブの滑滝があった。「ここも悪そうだから高巻きしましょう」と言われたが、高巻きにホトホト嫌気がさしていたので、「このまま沢を登りましょう!」と言って、私から登ることに。山田さんが持ってきてくれた50mロープを出すのは面倒なので、二人が持ってきたスリングを全てつなぎ合わせ、それをつけて慎重にスラブを2ピッチで登る。2ピッチ目終了点には残置ハーケン2本にスリングが3本ほどかかっていたので、それを使わせてもらう。その先も悪そうで落ちたら怖いのでハーケンを打つことにする。曽我さんに改良してもらった400円のハンマー(曽我さん、ハンマーは軽くて使いやすかったです。)でハーケンを打ち込み登ろうとするが、その先も悪そうでハーケンを打ち込めそうなところがないので、どうしたものかと思っていたら、山田さんが「ちょっと様子を見てくる」と言って沢に入る。すると、何のことは無い、簡単に登れる斜面があった。必死にハーケンを打ち込んでいた自分が愚かに思えた。

スラブ状の斜面を登って滑滝の上に出てそのまま遡行。時間的には4時を廻り、暗くなる前にテンバを探そうということになり、「どこか良い所がないかな?」と思っていたら、鞍掛沢出合いの所にテンバに最高のところがあった。誰かが今日焚き火をしていたようで、まだ温かい炭も残っている。ちょっと時間は早いが4時半頃に遡行を終了し、ツエルトを張って宴会の準備をする。流木を集めて早速火を起こし、ビールで乾杯。その後は山田さんが用意して下さった豪華なおつまみが次々と登場。沢の音を聞き、焚き火の炎を楽しみながら美味しい夕食を食べ、宴会は延々10時まで続く。

黄蓮谷沢登り1
翡翠のような美しい緑色をした淵。泳いだらさぞかし気持ち良いだろう。
黄蓮谷沢登り2
鞍掛沢出合いテンバは最高。

8月23日: 快晴

今日はお天気が良く気持ちが良い。しかし昨日はせめて千丈の滝まで行けると思っていたのに、下部はなかなか手強く鞍掛沢出合いに行くのが精一杯だったため、今日は千丈の滝まで詰めて、その後黒戸尾根5合目まで登り下山することにした。しかしいきなり最初から厳しい高巻きとなり、この調子では千丈の滝に辿りつくまで相当の時間がかかると判断。真っ暗になって下山するつもりならばこのまま先に進んでも良かったが、下山が遅すぎるのはまずいので、時間は早いが今回は‘偵察’ということにして、結局ここから引き返して林道を使って下山することにする。しかし林道を探すのも一苦労。まず沢の北側の悪い斜面を土まみれになりながら四つん這いで這い上がり、そこから林道目指して斜面を下るが、ここも悪くて神経を使う。地図とにらめっこしながら、「ここを下れば林道にぶつかる筈」というところをロープを使って下降したら、お目当ての林道があってホッとひと安心。ギアを片付け、あとは林道を歩いて不動滝へ。林道は随分長い間使われていないようで崩壊が激しく、落石と土砂崩れで所々道が狭くなっており、3つ目のトンネルは出口が土砂で少し埋まっており、コンクリートのトンネルの枠(?)も崩壊していた。14:10に尾白川渓谷P着。温泉で汗を流して帰途に着いた。

黄蓮谷は、私にとっては2回目の沢登り。今回は冬の下見も兼ね、下から山頂までを遡行する予定だったが、前日が雨だったこともあり水量が多く、また滝も急な所が多くて高巻きを余儀なくされ、結局冬の下見は出来なかった。ハンパではない高巻きが多くて大変だったが、地図を見ながらルートファインディングをするのは結構面白く、良い勉強になった。しかし、もし今度沢登りで訪れることがあったら、下部は省略して林道から沢に入るのがベストだと思う。

アイスのシーズンまであと3ヶ月余り。暑いからと言ってサボっていた体力トレーニングを明日から再開します。

以上