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甲斐駒 黄蓮谷左俣


【期間】2008/12/28〜29
【メンバー】中本・市川・西村(記)
【行動記録】(29日のみ)
        
5:10五合目発 6:35千丈の滝 7:10坊主の滝 9:00垂直の大滝 10:40同終了
        
11:50最後の大滝終了 12:50稜線 13:20七丈小屋 14:10五合目着 19:00駐車場着


【報告】

 
2年連続の敗退、中本さんに限っていえば15年越しの宿題。
昨年敗退した時点で今年の計画は12月第二週目と約束を入れて山を後にしたのだった。
その第二週目を迎えたが天候悪化の予想とあまりの気温の高さに断念。
その代わりに向かった先の刃渡り沢は遠めに見てもとてもアイスクライミングができる状態でなく、悲しい週末になってしまった。手前の錦滝は全く夏状態。その際、年末の計画をどうするか議論し、一応、黄蓮谷と穂高縦走を予定した。

 直前まで意見がまとまらなかったがこの冬は黄蓮谷を一番の目標にしてきたので、「もうどんな状況だろうと登るで!」と再度気合を入れ直し、28日早朝、竹宇神社駐車場に集まった。

 28日は五合目までのアプローチなのでのんびり歩く。雪は刃渡り付近までない。
長〜い黒戸尾根はホント疲れる。毎回「もう来ない」と文句を言いながらもまた歩いてる。
のんびり歩いても昼前には五合目に到着。風がかなり強い。風の当たらない少し下がったところにテントを張り、早々に昼食兼夕食の宴会に。
市川さんが持ち上げてくれた肉厚油ギッシュなお歳暮ハムのなんと美味いことか!
「やっぱりこんなのが楽しいんだよな〜」って三人とも酔っ払ってしまう。
明日も強風が心配だがこの夜は風の影響も受けず、穏やかな夜を過ごした。

 29日は深夜3時起床。気温は高い。風はない。
黄蓮谷への下りにはいろんな情報を聞いていたが黄色の反射テープがしっかりと貼られており、それに導かれて行き、あとはそれらしいところを行けば、難なく谷に下りることができた。我々は五合目からの下りの尾根を全部下って尾白川本谷出合いまですぐの地点へ下りる。千丈の滝から完全トレースだ。
目前の滝の結氷状態はバッチリ。早速装備を身につけ出発した。

 一段上がると坊主の滝。市川さんリード。新調したアックスがよく刺り快適に上がる。
いくつかの緩い滝をガンガン登り、チムニー滝にさしかかる。「ロープは?」と顔を見合わせるがつけずにそのまま上がる。
垂直の大滝を前に先行組に追いつく。さすがに見栄えがする。
60mの大滝のリードは私。アイスクライミングが得意でないので不安はあったが、志願してのリード。

 先行組が左を選んだので右から。やはり少したってるとどうしても避けてしまう。
避けた方は氷が硬く、何度もアックスを振り、足も蹴り直すことになり疲れてしまった。
しかし、そこそこのスケールのバーティカルに近いアイスを登ることができ、かなり満足。
その先の最後の大滝は登れないかも、と聞いていたが繋がっているところを中本さんリードで。
市川さんはベルグラが張ってるところを敢えて登ってくる。

最後の大滝を終えた時点で12時前。コンディションはいいがなかなかのタイムにニンマリ。
稜線までは少しあるものの、幸いにもラッセルの苦労もなく、一時間ほどで稜線に出た。

 八ヶ岳、北アルプス、富士山と素晴らしい展望。三人とも満足気な顔でガッチリ握手。しばらくの休憩後、五合目へと下り始めた。

念願の黄蓮谷左俣を最高のコンディションの中、登ることができたのはラッキーだった。
冬は厳しいけどたまにはこんな登攀もいいんじゃないですかね。