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谷川:一ノ倉沢 中央稜


山行期間: 08年10月10−11日
メンバー: 波多野、辻(報告)

波多野リーダーと谷川岳へ行くことができました。


報告

10日

10時高蔵寺駅出発

11日

4時土合(谷川岳ロープウエイ)着
雨のため沈殿。明日の一本に賭けることになる。

昼間で登山指導センターでねて、午後からは温泉に。
夕方、センターで食事をしていると、一の倉でまだ下山できないパーテイの救助要請をセンターに申し出た山岳会の人たちがセンターを出入りしていた。

初めての岩場なので、自分なりに岩の概況を調べていたが、一の倉の取り付きにも滝を巻いてテールリッジの末端で懸垂下降がある、テールリッジも、何箇所か、2.3級の岩場がある。アプローチも気が抜けない岩場なのだ。
パーテイは雨でしかも真っ暗のなか、ただでさえ気の抜けないその場所を下山するのに難航しているのだ。
明日取り付く自分に緊張が走った。とにかく慎重に行こうと、何度も自分に言い聞かせる。不安を取り除くにはそれしかなっかった。

パーテイは夜中にセンターに無事もどってきた。家族や関係者に電話していた。
ひとつ間違えれば、自分もこのように多くの人たちに迷惑がかかってしまう、そんなことをまざまざと知らされた出来事だった。
明日は中央稜と決まり緊張とやるぞ、という気持ちが頭のなかをめぐっていた。

12日

朝4時一の倉に向けてロープウエイを出発。

5時前に一の倉出合。谷を行くので明るくなってほしいがまだ真っ暗。
少し迷いながら沢をいく。するとテールリッジ末端に取り付くはじめの岩がでてきた。
南稜にいくという、ガイドのパーテイはザイルをつけた。私たちはそこではつけなかったが、下降のところで、クライムダウンでなく、懸垂下降をお願いした。そこからテールリッジに取り付き、中央稜の取り付きをめざす。一の倉の下部はなだれでみがかれて、つるつるになっている。豪雪地帯の岩稜なのだ。

7時.登はん開始。すぐ後続に4人パーテイがきたが、一番で取り付くことができた。

   1p   取り付きから左のリッジを目指して左上する
   2p   リッジからるんぜ状をあがる。
   3p   岩が逆層してて細かいホールドをえらび慎重にいく。
        リッジにいるので高度感がでてくる。南稜テラスにたくさんの人がいるのが見える。
   4p   ここが核心部。フェイスはやは逆層していて、ホールドをさがしてのぼる。
       垂壁にちかい部分ではカラビナの助けをかりる。
   5p  ルンゼ
   6p  ブッシュがでてくるようになる。フェイスを登る。

7p8p 簡単な岩を2p登ると衝立の頭にでた。10時に終了。
のぼり終えてもリーダーも私も気がしまったままだった。
終了点で休むこともなく下降にとりかかる。少しおりたところから、北稜を下降する。自分は一の倉の下降でよくザイルが   ひっかかってトラブルになると情報をえていたため、緊張して臨んだ。
5,6ピッチの懸垂、空懸でやっと2本の足で立てる場所におりた。ザイルの回収も事なきを得た。スムーズにいってよかった。11時45分。

今度は踏み跡を頼りに潅木帯をおりて、ルンゼになってからは朝にきたテールリッジをめざして右トラバースするようになだれでみがかれたつるつるの岩を下りていった。もうほとんどテールリッジの末端で、つるりとすべりひめいをあげた。落ちたら、滝つぼだ。その手前で体は止まった。しかし一度すべるとしり込みして、うまく体が動いてくれない。

朝、懸垂下降した岩は登るのに時間がかかる。朝、登った岩のクライムダウンももたもただ。やっと一の倉の出合にもどった。はじめて安堵の気持ちになった。時間は1時だった。

一の倉は情報どおり、アプローチから下山まで緊張の岩場でした。いい経験になりました。
波多野リーダーは中央稜は10年ぶりだったとか。懸垂下降での次の下降ポイントを見定める力にはおどろくものがありました。

この夏は錫杖、滝谷、谷川と3つの岩が経験できました。行けば行くほどもっといきたくなる自分がいます。