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錫杖岳 前衛壁1ルンゼ&左方カンテ


【山行期間】           2008年10月9日 (前夜発)
【メンバー】             曽我、岩佐(報告)
【行動記録】           10月8日: 大曽根==槍見温泉P(車中泊)
                          10月9日: 槍見温泉P−−1ルンゼ&左方カンテ−−槍見温泉P==名古屋

【報 告】

10月8日(水)

樺沢さんが残念ながら仕事のために参加出来なくなり、曽我さんと私の二人で錫杖に行くことになった。17時に大曽根で曽我さんにピックアップしていただき、槍見温泉に向けて出発。途中「町方」の交差点の角にあるサークルKで明日の朝食と行動食を購入。(この先にもタイムリーが1件あったが、こちらは店じまいしていたため、町方信号そばのサークルKまで引き返した。新穂高方面に行かれる方は、ここが最後のコンビニとなりますのでご注意下さい。)21時半に槍見温泉Pに到着。曽我さんの車の中で夕食をとりながら宴会し、翌日4時起床のため23時に床に就いた。

錫杖1ルンゼから見た紅葉した森
1ルンゼから見下ろした錫杖周辺の森。丁度紅葉のピークで、美しかった。

10月9日(木)

4時起床。シュラフを片付けて簡単な朝食をとり、出発の準備をした。4:35に駐車場を出発し、ヘッドランプをつけて登山道を登っていく。思ったほど寒くなく、歩き出すと直ぐに汗が噴出してきて結構暑い。1時間ほど歩くと少しずつ空が明るくなり、6時頃にはヘッドランプなしで歩けるくらいの明るさになった。辺りを見渡すと紅葉の最盛期。赤やオレンジ、黄色と色とりどりに美しく紅葉した森の向こうに3ヶ月前に訪れた錫杖が聳えている。早速カメラを取り出してシャッターをきった。

6:35に1ルンゼ取り付きに到着。ゆっくり準備をして7:05に登攀を開始した。

1P目、曽我さんが、昨日雨が降ったのか水がポタポタ落ちてかなり濡れている凹角の左側から登っていった。暫くすると「登っていいよー」のコール。先月行った滝谷ではいきなり1P目でずるっと滑ってしまったので、「今日は絶対落ちないぞ」と気合を入れて登り始めた。最初は快適だったが最後傾斜がきつくなり、曽我さんの「A0で登っていいよ」のアドバイスに、下手なくせに変なこだわりからモタモタして曽我師匠をお待たせしてはいけないとばかり、諦めが早いが躊躇することなくヌンチャクを掴んで登った。

2P目、岩肌が濡れていて結構登りにくかったため、ここも2箇所ほどA0で抜けた。

3P目は傾斜が落ちるためお気楽快適クライミング。

4P目はV字岩壁下からスラブを左上していく。

そして5P目、いよいよこのルートの核心部。アブミを使った登攀は、6月に八間で一度練習したきりなので少々心配。確保しながら、曽我さんがどうやって登っているのかを目を皿のようにしてしっかりと見ておいたため、「なるほど、ああやって登るのか」と納得。何とか登れそうとホッとした。が、実際に登り始めると、4手先くらいはかぶっており下も切れ落ちていて結構スリルがある。1本今にも抜けそうなグラグラしたハーケンもあり「抜けたらどうしよう・・・」とヒヤヒヤしながらアブミをかけて、そ〜っと立ち上がった。またここから先、左にトラバースするのに一苦労。「曽我さ〜ん、ここのヌンチャク回収できませ〜ん」と叫んで一時弱気になったものの、何とか回収して左に抜け、そこからはフリーで登った。

6P目、最初は傾斜も緩く快適だったが、後半はチムニー部分の岩肌がベタベタに濡れて苔も付いており、かなり緊張した。また最後の部分で右に移動して登る所は下まで抜け落ち、おまけにここもベタベタに濡れて嫌らしい。慎重にそ〜っと右足をのせ、冷や汗タラタラで何とか突破して10:45に6P目無事終了。

お腹も空いて緊張のため喉もカラカラだったので、おにぎりを食べて水を飲み暫し休憩。その後懸垂下降で降り、12:00丁度に取り付きに到着した。

時間も早いし、曽我さんから「左方カンテでも登ってみる?」と言われ、早速左方カンテを登ることになった。
12:10左方カンテ取り付き着。12:20登攀開始。
今回はロープを50mぎりぎりまで伸ばして使い、7月に登った所までを4ピッチで登った。
2P目のチムニーは濡れてベタベタで少し緊張。4P目の最後の部分は、7月に登った時には腕がパンパンでかなり苦労したことを覚えているが、今回は前回ほど苦労せずに登れてとても嬉しかった。下手なりに少しは上達しているようである。
14:45に4P目終了。存在感のあるどっしりとした焼岳を眺めながら、この美しい紅葉の時季に再び錫杖を訪れ、無事に登攀できた喜びに暫し浸る。その後14:55に懸垂下降を開始し、15:50に取り付きに到着した。

取り付き到着後少し食べ物を口に入れ、16:10に取り付きを出発、途中美しい紅葉をカメラに納めながら下山し、17:35に槍見温泉Pに無事到着した。今回は1ルンゼだけだと思っていたのに左方カンテも登ることが出来て、大満足の山行でした。

曽我さん、リードと運転お疲れ様でした。お蔭様で貸しきり状態で美しい紅葉と登攀を楽しむことができました。

北アルプス錫杖左方カンテから見た秋の焼岳
どっしりとした焼岳。