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比良山系 白滝谷・荒谷 沢登り


【山行期間】           2008年10月4日〜5日 (前夜発)
【メンバー】             山田覚、岩佐(報告)、他7名(岡崎山岳会5名、春日井山岳会2名)
【行動記録】           10月3日: 刈谷総合運動公園P==琵琶湖大橋道の駅(テント泊)
                          10月4日: 琵琶湖大橋道の駅==坊村林道入り口−−口の深谷
                    −−御殿山−−坊村林道入り口==朽木新本陣道の駅
                    (テント泊)
                          10月5日: 朽木新本陣道の駅==細川−−荒谷−−釣瓶岳−−
                    細川==刈谷総合運動公園P


【報 告】

10月3日(金)

千種アルパインクラブ、岡崎山岳会、春日井山岳会のメンバー9名が22時に刈谷総合運動公園P集合。車3台で琵琶湖大橋道の駅に向かう。1時頃道の駅に到着し、テントを張って1時間ほど近況報告しながら楽しく宴会をし、2時に就寝。

10月4日(土)

6時起床。銘々朝食を摂るとテントを片付け出発の準備をする。7時に道の駅を出発し、20分ほどで坊村林道入り口に到着。昨年は、ゲートを開けて林道終点まで車で乗り入れることが出来たそうだが、今年はそれが出来ずゲート手前に車を止めた。15分ほどで準備をして出発、暫く林道を歩き、橋の手前、口ノ深谷出合から沢に入り武奈ヶ岳に突き上げるルートを遡行した。私は、沢登りは今回が初めて。服を着たまま沢の中を濡れながら登るという感覚がいまひとつピンと来なくて、これまで沢登りはずっと避けてきたが、今年初めに御嶽に山スキーで行った時に沢を徒渉し、「沢登りも面白いかも」と興味を持った。そんなわけで今年の夏は沢登りデビューを果たす予定であったが、5月に千種アルパインクラブに入会。今年の夏はひたすらクライミングの練習に励み、結局沢登りデビューは来年までお預けかと思っていた矢先だったので、沢シーズンが終わる前に沢登り初体験が出来てとてもラッキーだった。

新品の沢シューズ、ネオプレーンソックス、スパッツをつけ、ハーネスを装着して沢登り開始。沢の中をジャバジャバと沢シューズで遡行するのは意外に楽しい。最初の滝では、岡崎山岳会K氏のリードの後、タイブロックを使って慎重に登る。濡れた岩を登るというのは初めてなので少し緊張したが、ずり落ちることもなく無事に登れてほっとひと安心。その後も場所によってはロープを使ってトラバースしたり、小さな滝を直登しながら詰めて行く。後半は逆層の岩肌に砂利や泥、苔がついた非常に悪い箇所があり、スリングでアブミを作って突破する場面も。最後はスラブ状の滝を左側から巻き、上部をロープをつけて登ると、沢はほぼ平らになった。暫く歩くとわさび峠に向かう縦走路にぶつかる。(15:50) ここでシューズを履き替え暫し休憩。16:10に御殿山に向けて出発した。150mほど少し急な斜面を登ると御殿山に到着。記念撮影をして下山開始。17:45に明王院裏手の登山口に到着し、そこから15分ほど歩いて坊村林道入り口に到着した。

この日はお天気にも恵まれ、比較的暖かく快適に沢登りを楽しむことが出来た。クライミングシューズではなく沢登り用の靴で濡れた岩場を登るというのはかなり怖いのではないかと心配していたが、ラバーソールの沢シューズは意外にグリップが効き、苔や濡れた木の上以外は快適に登りを楽しめた。しかし、クライミングの経験なしでは難しいところもあり、つくづく先にクライミングを始めておいて良かったと思った。

口の深谷は裏比良の名渓の一つだそうで、初めての沢登りで爽やかな秋空の下この沢を登れたことはラッキーだった。

沢登り終了後は、朽木温泉「てんくう」で汗を流し、岡崎山岳会メンバー5名の内3名に別れを告げ、6人で今晩のテン場である朽木新本陣道の駅に向かった。

10月5日(日)

6時に起床し朝食を摂ると7:20に道の駅を出発。細川に向かう途中で小雨が降り出した。「どうしよう、登るのを止めて温泉に入って帰ろうか?」という意見もあったが、自分としてはここのところ雨で山行が立て続けに中止となっており、多少の雨ならば登りたいと思っていたため、皆さんと確認し、登ることになった。

車2台の内、1台は細川町から北に車で10分とかからない登山口の近くに駐車。8:05に荒谷の遡行を開始した。今日は昨日からお天気が一変して肌寒い。小雨の中の山行で皆テンションが若干低めだが、ゆっくりと沢を登っていく。荒谷はその名の通り、倒木が多くて荒れた沢だ。オマケに今日は蛭が我々を歓迎してくれ、昨日の快適な沢登りとは大違い。しかし無言で登っていく内に、だんだんと夢中になる。小さな滝をいくつも越え、時間短縮のためにいくつかは高巻きしながら上へ上へと詰めて行く。場所によっては急な斜面は雨で濡れて滑りやすく、ロープを使ったり四つん這いになったりして登り、手も服もドロドロになって気持ち悪い。地面や岩に手をつく際には、蛭がいるのではないかと安心できず、変なところで緊張して結構気疲れした。最後沢が涸れた所からは林の中を稜線目指して急な登りを詰めて行く。13:20に釣瓶岳に向かう登山道に合流。蛭チェックしながら靴を履き替え、10分ほど登ると釣瓶岳山頂に着いた。山頂から雨に煙る幻想的な比良の山々を眺め、ゆっくりと下山開始。森の中をふわふわして心地よい枯葉の絨毯の上を歩いて行くのは心癒される。小雨の中の山歩きも風情があってなかなかよろしい。

15:35に車が止めてある所に到着。蛭がくっついていないか心配しながら、恐る恐るスパッツや靴を履き替えた。お天気がイマイチで、蛭に献血しながらの山行だったが、充分に楽しめた。静かな秋の里山を歩くのも、たまには良いものです。癒しの沢登りに行きたいという方には、比良の沢はお勧めです。

今年はこれで沢シーズンも終わりですが、来年は是非夏に行ってみたいと思います。