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甲斐駒 奥壁「左ルンゼ」、Aフランケ「同志会左」


2008年7月20日〜21日
メンバー:中本、市川、西村(記)


2008/7/20

0140 竹宇神社発
0420 刃渡り
0520 五合小屋跡
0610 七合小屋
715 八合岩小屋
0840 奥壁「左ルンゼ」登攀開始
1710 終了
1810 稜線
1840 八合岩小屋


2008/7/21

0450 起床
0610 八合岩小屋発
0710 Aフランケ「同志会左」登攀開始
1350 終了
1435 八合岩小屋
1500 八合岩小屋発
1830 竹宇神社着


このところ休みはほとんど仕事で潰れてしまい、外で遊びたい欲求が溜まっていたので
三連休は無理だとしても二連休は確実に取ると決めていた。前日も仕事で帰りが遅くなったが、慌てて準備をし、集合場所の竹宇神社へと車を走らせた。

集合の0時に30分ほど遅れて到着。

陽が昇れば厳しい暑さにやられるのは必至。そんな中、長い黒戸尾根を行くのはまさに地獄絵図!そんなの耐えられないと三人の意見は一致しているので、仮眠など取らず早々に歩き出す。

深夜1時の気温は20度!汗だくになりながら黙々と樹林帯を行く。月がきれいだ。
刃渡りに到着する頃、空が白み始める。雲海が茜色に染まり、幻想的な朝焼け。
「こういうのが見ると苦労して歩いた甲斐がある」と中本さん。全く同感。

この後、動きが急に悪くなる。完全なる寝不足によるものだ。こんなことは以前にもあった。日頃の疲れが抜けきらない上に寝ずの出発は堪える。ふらふらになりながら五合小屋跡に到着。

七合小屋で水を補給後、7時過ぎに八合の岩小屋へ。どんなに頑張っても6時間はかかるアプローチを終え、一息つく。
七合のテン場から来た先行パーティー1組が岩小屋にいた。赤蜘蛛とのこと。

疲れはむろんあるが奥壁に向かう。基部に着くが毎回取り付きを見つけるまでに時間がかかる。市川さんが敗退した時と違っていたのが判明。
中本さんリードで登攀開始。
出だしより岩の脆さに苦しむ。触ればボロボロと、つかめばグラグラと、浮いてるのは当たり前。どこぞのルート集には好ルートとあるが、とても快適とは言い難い。
おまけに染み出しが結構多く、神経を使うクライミングが続くが順調にロープを伸ばす。

5ピッチ目にして私の番が来た。アプローチでへばっていたのを吹き飛ばそうと気合を入れて登りだすが、これまた全くの見当違いのラインを行ってしまい大幅なロス。
トポを確認せずとも、目の前にある壁をしっかりと見れば間違うわけないのに・・・。

その後はへこんだ私を気遣ってくれて中本さんが、それは悪いガレガレのチムニーをなんなく(?!)処理してくれまして、我々は無事稜線に抜け出た。

腹も減ったし、早く休みたいので岩小屋に戻ることにするが、その途中市川さんが捻挫。
そんなにひどくなさそうなんで一安心。
岩小屋についた3人は疲労の色が濃く、口数も少ない。
ボリューム満点の夕飯をいただいた後、ソッコウーで床に就いた。

翌朝、4時起床であったが寝坊して5時に。
簡単に朝飯を済ませて、Aフランケ基部へと下って行く。しっかりとした赤布や所々に張ってあるロープに導かれていけば迷うことなく基部に達することができるがこの1時間のアプローチも一苦労。

Aフランケはかっこいいが、もう少し近い壁だったらなといつもながら思う。
大きく崩れているスラブ帯をトラバースし、「同志会左」の取り付きへ。
中本、市川、私の順で3ピッチづつ交代で行くことにする。

昨日の「左ルンゼ」に比べれば岩、ボルトとも安定している。
3ピッチ目はなかなかしょっぱい感じだがピナクルテラスまで危なげなく進む。
次の2ピッチもワンポイントのフリーはあるがアブミの架け替えに終始する感じ。

またまた私の番が来た。7ピッチ目の傾斜の無いクラックをレイバック気味のフリーで上がる。
8ピッチ目は大きなA字ハングを架け替えで突破する。私はあまり人工が得意でない(これといって得意なものはないけど)のでビビりながらのピッチでした。

次のやさしい凹角を辿り、最終ピッチは11a。フリーでいこうとしたがそんな甘くなかった。結局、A1で登攀終了。もうひと踏ん張りして岩小屋まで登り返す。

岩小屋到着後、帰り支度しつつ休憩するも、帰りの長〜い黒戸尾根の下りを思うとまた何だかへこむのであった。

アプローチは近い方がいいに決まっているけど、とにもかくにも歩けなきゃ話にならないなというのを再認識した二日間であった。

冬は黄蓮谷に行く予定だがこのアプローチを思うとちょいと・・・。
今からトレーニングです。