千種アルパインクラブヘッダー
千種アルパインクラブ会員募集中
千種アルパインクラブ会の紹介
千種アルパインクラブ入会案内
千種アルパインクラブ山行記録
千種アルパインクラブCACブログ
千種アルパインクラブ年間行事
千種アルパインクラブ写真集
千種アルパインクラブリンク集

前穂高岳        

2008/05/25 市川

*     日程 2008年5月23日 日帰り
*     メンバー CL中本、市川
*     22日21時、美濃加茂市・日本昭和村駐車場発−23時50分坂巻温泉着
    23日 坂巻温泉0:20−1:00上高地1:10−3:05新村橋−7:00四峰正面壁基部7:25−
    9:40松高ルート終了点10:30−11:40三・四のコル12:00−13:30前穂頂上14:00−
    16:45上高地17:00−24日1:20美濃加茂着


*     23日から1泊2日で前穂の壁を登る予定だったが、24日が雨予報のため日帰りに変更。仮眠なしで坂巻温泉(駐車料金1日500円)を出発した。上高地まで徒歩1時間半ほどを予定していたが、釜トンネルゲート手前で、上高地のホテルに戻る途中という従業員の車がたまたま通りかかり、ラッキーなことに乗せてくれた。

*     中畠新道手前まで夜道を半分眠りながら歩みを進める。立待月の薄明かりで、明神と前穂の壁がうっすらと見える。奥又出合から残雪が十分にある。アイゼンをつけ中畠新道左側の雪渓をしばらく行くと、日の出が近づき、ラテを消す。左側の尾根に斜面が吸い込まれるところで、中畠新道に乗る。新道の右側はまだ雪庇が張り出していた。奥又カールの雪は所々柔らかくて歩きにくい。壁からの落石は少ない。北条新村ルートの取り付きに、C沢側から近づく。壁末端の尾根と雪渓の間にクレバスが口を開けており、さらに上部へ。岩くずだらけの小尾根に乗った後で、登りすぎたことに気づいた。斜面は40-50度で、たぶん松高ルートの2ピッチ目あたり。北条新村に取り付くには、C沢を降りて、北側を登り返すしかない。「北壁への継続を最優先する」と理由付けし、松高ルートに変更する。岩は真っ黒で、クライミングシューズで十分。

*     (1ピッチ目、中本リード)岩がもろい。(2ピッチ目、市川)岩と残置がぼろい。冬靴とアイゼンでザックが重い。黄色エイリアン以下の小さいカムが有効か。(3ピッチ目、中本)カンテを越えるあたりは高度感がある。ロープの流れを考え、松高ハング下テラスでピッチを切る。(4ピッチ目、市川)松高ハングをA0で越す。アブミを2台持ってきたが、ただの重りと化した。ピンは真っ赤にさびて曲がっている。その上の小ハングは、左手のガバしかなく登りにくい。雪の残る松高テラスまで。(5ピッチ目、中本)、途中の3メートルのスラブが難しい。フリーだと5・9ぐらいか。フォロー市川はもちろんA0。傾斜が緩くなった終了点まで。松高テラスから50メートルぴったりでハーケン1本。雪が残っていると見つけるのは難しい。その場合は、途中でピッチを切り、終了点を5メートル上のハイマツまで伸ばすのがいい。

*     終了点から見える北壁には、所々雪が残っている。岩ももろそうということで、北壁継続は断念。北尾根に向かう。終了点からしばらく登り、北尾根方面へトラバースする。岩はもろく、雪はグサグサですぐに踏み抜いてしまう。不安定きわまりない。今回の登攀では、北尾根縦走路までが核心だった。三・四のコルを経て、前穂頂上へ。北尾根の岩は安定していて、とっても登りやすい。ロープを2ピッチ出した。雪は水気をたっぷり含んでおり、足下から崩れることもしばしば。奥穂や吊尾根から涸沢への雪崩や雪庇崩壊が何度も見られた。頂上でまったりするうち、奥明神沢まで行くのが面倒くさくなり、頂上南西側の雪渓をドロップ。傾斜はきついところで40−50度。雪質は安定していた。奥明神沢との合流点で2段50メートルの滝。懸垂1回で降りる。岳沢中間部までは雪があり歩きやすかったが、登山道に入ったとたんにペースが落ちる。足が痛くて我慢できなくなったころ、河童橋に到着した。

*     平湯の森で温泉(500円)、高山市内のトンカツ屋で夕飯。道の駅なぎさで3時間ほど仮眠後、名古屋へ向かう。