千種アルパインクラブヘッダー
千種アルパインクラブ会員募集中
千種アルパインクラブ会の紹介
千種アルパインクラブ入会案内
千種アルパインクラブ山行記録
千種アルパインクラブCACブログ
千種アルパインクラブ年間行事
千種アルパインクラブ写真集
千種アルパインクラブリンク集

滝谷ドーム中央稜   


2007年7月27日(快晴)  市川・日置(報告)

26日
18:40 定光寺発
22:00 新穂高着
27日
02:00 新穂高発
07:30 穂高岳山荘着
09:45 懸垂下降点着
10:10 滝谷ドーム中央稜登攀開始
12:45 滝谷ドーム中央稜登攀終了
18:20 穂高平小屋着
19:00 新穂高着
28日
01:00 定光寺着

市川さんに滝谷へ行こうと誘われた時、僕に行けるのかな?と少し考えました。
でもこの頃全くアルパインをしていなかったことで、危機感を感じていた頃だったし、
調べてみると「飛ぶ鳥もかよわぬ」とか「岩の墓場」とかなんとも勇ましく表現されていて魅力を感じました。
北アルプスでのクライミングというのも、とっても魅力的でした。
「やってやろうじゃん滝谷!」
そんな気持ちになってきました。また、日頃のトレーニングの成果を試したかったので本当にいい機会でした。

新穂高をヘッドライトを付けて出発。林道をテクテク歩きました。
白出沢には雪渓がありフラフラ。またガレ場の歩きはヨロヨロ。
市川さんは、まるでコンビニにでも行くような格好でスイスイと登っていきました。また離された。
2月の阿弥陀南稜で西村さん勝野さんのスピードに着いて行くのがやっとだったことを思い出しました。
市川さんに「体力系ですか?」と尋ねてみると「うん」だって。「市川さんもですか!」と思いました。
でもアルパインは基本体力だなぁと実感できて嬉しかったです。

滝谷ドームに着いて壁を見上げると「これが滝谷かぁ」とか「おおーっ」とか「うむむ」とか感動しました。
かっこいい!滝谷かっこいい!!
もちろん市川さんがリードで登り出しました。「リードってかっこいい」とか独り言。

P1の上部チムニーをザックを削るような感じで抜けました。
P2からP4までも特に問題なく、楽しく快適な登攀ができて好調でした。
「日頃のトレーニングの成果が出ているのかなぁ」なんて思っていました。
最後のP5の所で市川さんが敢えて薄かぶりのクラックに取り付きました。
その姿を見て「うーん、難しそうだなぁ」と思いました。
左の方には絶対に簡単なルートがあるのに、敢えてそっちですか。
市川さんがビレーする僕を見下ろしながら「ここ登れるよねー」だって。凄い一言。凄い人ごと。

やがてコールが掛かり、「日置行きまーす!」
取り付いて直ぐに「うわー、やっぱりかぶってる」左を見ると簡単そうなルートが「日置ルート」と呼んでいる。
でも僕のビレーループには八の字で「逃がさないよー」とばかりに市川さんと繋がっている。「ここを登るしかないね」。
気合を入れてクラックにジャミング!!生まれて初めてのジャミング!!!そしてレイバック!!
「登れねーっ」「フン!フン!」息が荒くなり、気合が入ってきました。でも「登れねー」。
そのとき、市川さんのエイリアン発見!回収しないで、そいつをクラックに利かせて登り、
外しては利かせてを繰り返し何とか抜けました。

グチャグチャの登攀でしたが、すごく納得ができました。
楽しい!アルパインはこれだから楽しい!!と本当に実感できました。
滝谷ドーム中央稜完登です。

しかし、これで終わらないのがアルパイン。
ここから新穂高に帰らないといけなく、とっとと撤収。
新穂高に着いた時には、足が棒でした。

今回の経験では、体力の大切さを感じました。体力があればスピードが生まれ、
行動範囲が広がるので、アルパインができる。
市川さん、本当にありがとうございました。

普段、ゲレンデなどで一緒の時はわからなかった、鬼軍曹の市川さんが発見できてよかったです。
これからも宜しくお願い致します。