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夏 合 宿

報告=浅野(清)

【期間】     2006年8月11日〜15日

【山域・ルート】 谷川岳・南稜、中央稜

【メンバー】   勝野、松尾、浅野(清)、浅野(直)、土橋(正)、土橋(三)、中春、井戸

【主要地点】

(11)日  天候               (14)日  天候         

多治見P  21:30             (幽の沢に行くも雪渓に阻まれ敗退)

27:00 ロープウェイP              ※ 松尾、W土橋、中村は、帰宅                                 

                          勝野、W浅野、井戸は、停滞

(12)日  天候               

     ( 停 滞 )            (15)日  天候        

                        出合△   3:05

(13)日  天候               4:20 中央稜取付 5:00 

      ロープウェイP   4:25      8:00 終了点        

5:15 一の倉沢出合 6:00       11:20 取付     11:30           

7:40 南稜テラス  8:10       13:00 出合△  13:50

10:45 南稜終了点 11:30      22:50 多治見P

13:50 一の倉岳  14:15

16:00 肩の小屋  16:30

19:30 出合△

      

【報告】

 今年度の夏合宿のコンセプト(基本概念)は、「大勢で誰もが参加できる山」という事で、

7月の集会時に、3つの行先案の中から「谷川岳」に決まった。参加希望者は、

あらかじめ幹事に希望ルートを申請しておき、最終的には幹事(勝野)と

リーダー(松尾)がルートおよびパーティーを決定した。

幹事の意向に基づき、参加者全員がまとまって行く事になる。

中春さんの協力のもと、多治見の安全な駐車場に残しておく車を置き、

車2台に分乗して出発。

順調に谷川に着くが、お盆の混雑時の交通規制があり、

指導センターのところでゲートが設置され、一の倉沢出合まで入れなくなっていた。

仕方がないので、谷川岳ロープウェイのビル駐車場に車を駐車し、

とりあえず仮眠をとることに。

一眠りした後、今後の行動について話し合う。外は、雨が降ったり止んだりで、

天気は不安定。各自の意見を述べた後、意見を集約し、以下のように決定。

  (1)今日一日は停滞  (2)明日は早朝に出発し、一の倉沢出合にB.C.を設営後、

  (2)晴れていたら、各パーティー毎に登攀へ。雨だったら、全員でマチガ沢へ沢登り。

その後、各自散歩したり、ビールを飲んだり、また寝たりと、ゆっくり一日すごす。

それにしても、このロープウェイ乗場兼駐車場のビルは、従業員の人も親切だし、

夜中じゅう電灯はつけっ放しで、水道も使え、自由に駐車場全体が使えて、

快適この上なし。このまま停滞だけで、合宿が終わってしまいそうな予感さえしてくる。

睡眠時間充分で翌日3時に起床、出発。1時間弱で一の倉沢出合に到着。

テント3張が張ってある。我々のテントを設営後、登攀準備して各パーティー毎に出発。

松尾・勝野・中村 組 = 一の倉沢烏帽子沢奥壁南稜ルート

W浅野・井戸   組 =       〃

W土橋      組 = 一の倉沢烏帽子沢奥壁南稜フランケダイレクトルート

今年は残雪が多く、テールリッジ末端まで雪渓が繋がっていた。

この時期には非常にめずらしいとのこと。中央稜取り付きまで行くと、

すでに何パーティーが取り付いており、コールしまくっていて騒がしい。

南稜テラスにて登攀準備して、松尾組から取り付く。

南稜ルートは、岩も固くリッジの登りも爽快で、人気ルートなのも納得。

6ピッチ目で、W土橋組も合流し、3パーティー続いて終了点につく。

脱水になりそうなぐらい、暑い。

休憩後、谷川岳全体の概念を掴むために、国境稜線に抜けるよう出発する。

草付きと所々の岩場を登る。途中落石が、勝野さんに当たってしまう。

一度通れば2度目は遠慮したい道だ。2時間強で一の倉岳に到着。少し昼寝をして休憩。

幹事の意向により、天神平ロープウェイ(ビール!)径由で下山とし、

喉を潤すのを楽しみにしながら歩を進めるが、結局、時間が間に合わず、

肩の小屋に中村さん+松尾リーダー(付添)を残し、西黒尾根より下山。

暗くなる直前に、B.C.に帰着する。

翌14日、幹事の意向により、W土橋組、W浅野・井戸組の2パーティーで

幽の沢に向けて出発。しかし、心配していた通り雪渓が多く、シュルンドが

大きく開いており、アプローチの途中で敗退し、B.C.に戻る。W土橋組は、

今日帰ることもあり、転進せず、中春・松尾組が帰るのを待ち、帰宅する。

残りの4名も一緒に歩いてロープウェイの駐車場まで行き、

またビル内で鋭気を養って、17時からのゲートが開くのを待って、

今度は車で出合B.C.まで行く。駐車場内のテントを外に移動する。

翌15日、咋夕から車が出合まで入れるようになってから続々と

登山者が入山しており、我々は今日中に帰ることもあって、

一番に取り付くために、2時に起床して、他パーティーに気づかれぬよう

音を立てないよう気をつかって食事を作って食べ、3時に出発。

真っ暗だと、全体像がつかめず、雪渓のどこを歩けばテールリッジの

末端に着けるのか、少し心細くなりながら歩く。4人の記憶を総合しながら

進み、ピッタリと到着する。

 中央稜の取付で、登攀準備を終えるころ、周囲が明るくなり始め、

5時ちょうどに、4人1パーティーで取り付く。中央稜は、南稜に比べると、

浮石も多く、核心部は引くと脱げる岩で、快適さは、イマイチ。

「1回行ったら、まー来んでもいいかな」というのが、正直な感想。

下りは、北稜の懸垂か、同ルートの懸垂か、最後まで悩んだが、

後続もおらず、結局、同ルート下降に決める。やはり、途中ロープの

引っかかりがあり、登り返し1回。

 B.C.に帰ると、前日までとは別世界になっており、観光客で一杯。

観光客に写真を撮られ、インタビューなみの質問を受けながら、

チャッチャッと片付け、帰途につく。

 

谷川岳は、遠くて馴染みが薄く、具体的に行こうという意欲がわかない

山だったが、合宿という形のおかげで行くことが出来て、個人的には満足。

14日帰宅組は、結果的に1本しか登れなかったので、少々物足りなかったのかな?

15日帰宅組は、2本登れたので、個人的には、満足できた。

それでも、千種の夏合宿でまともに登れたのは、2002年の剣岳以来

3年ぶりのことなので、上適であろう。

また、こういう多人数の合宿は、久しぶりだったので、

そういう点からも、いい合宿だったと思う。