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生物科学研究所 井口研究室
Laboratory of Biology, Okaya, Nagano, Japan

Publications (研究論文など)

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Fireflies ホタル

井口豊 (1989) 長野県におけるゲンジボタルの発光パターン.月刊むし 215: 18-20.
同時明滅の状態ではなかったが,辰野町松尾峡では,ゲンジボタルの明滅周期が,雄では平均2.2秒,雌では平均2.4秒であることを報告した。

井口豊 (1993) 長野県中部におけるゲンジボタルの発光パターン.月刊むし 263: 18-19.
辰野町松尾峡とその3km上流の岡谷市駒沢で,ゲンジボタルの発光周期が違うことを明らかにした。松尾峡ゲンジボタルが完全に外来種となっていることを突き止めるきっかけとなった。

井口豊 (2000) 長野県辰野町におけるゲンジボタルの発光パターン.昆虫と自然 35(14): 30-32. PDF (要旨) (English title: Flash patterns of the firefly Luciola Cruciata in Tatsuno-machi, Nagano Prefecture)
辰野町でも,松尾峡と川島・渡戸地区では,ゲンジボタルの発光周期が違うことを明らかにした。

Iguchi Y (2001) Seasonal variation in the adult body size of the Genji-firefly Luciola cruciata (Coleoptera: Lampyridae). Entomological Review of Japan, 56 (1): 35-38. PDF (日本語タイトル:ゲンジボタルの体長の季節変化.掲載誌:昆蟲學評論56巻1号)
ゲンジボタルの体長に季節的変化があることを見い出した。

井口豊 (2001) 山梨県北部におけるゲンジボタルの発光パターンと地理的分化の過程.全国ホタル研究会誌 34: 10-12. PDF (English title: Pattern and process of geographical diversification of flashes in the firefly Luciola cruciata in the northern part of Yamanashi Prefecture)
山梨県北部のゲンジボタルの発光周期を調べた。これまでの研究成果と合わせて,2秒型と4秒型の分化が関東山地が隆起し始めた1200万年前に起き,2秒型と3秒型の分化が飛騨山脈が隆起し始めた300万年前に起きたことを推定した。ゲンジボタルの地理的変異と地質学的事件の関連のページも参照。

井口豊 (2001)ゲンジボタルの明滅周期-気温関係の地理的変異と進化.日本鞘翅学会第14回大会講演要旨, p. 15. PDF
長野・山梨・群馬の各県において,ゲンジボタルの2秒型,3秒型,4秒型の分布が,気温の影響を考慮して再調査され,従来の見解とは異なる地域がかなり出てきた。

Iguchi Y (2002) The influence of temperature on flash interval in the Genji-firefly Luciola cruciata (Coleoptera: Lampyridae). Entomological Review of Japan, 57 (2): 119-122. PDF (日本語タイトル:ゲンジボタルの明滅周期に与える気温の影響.掲載誌:昆蟲學評論57巻2号)
ゲンジボタルの発光周期には、温度に依存した地域差があり、その関係は年によって変化しないことを回帰分析と共分散分析(ANCOVA)によって示した。

井口豊 (2002) 行動生態学から見たゲンジボタル成虫の雌雄サイズの違いについて. 全国ホタル研究会誌 35: 23-26. PDF
ゲンジボタルの体のサイズのアロメトリーを調べ、性差を論じた。

井口豊 (2003) 長野県辰野町松尾峡におけるゲンジボタル移入の歴史について. 全国ホタル研究会誌 36: 13-14. PDF (English title: History of the introduction of the Genji-firefly at Matsuo-kyo, Tatsuno-machi, Nagano prefecture)
辰野町松尾峡に、過去に何度も、県外から多数のゲンジボタルが移入された歴史を示した。

井口豊 (2004) ゲンジボタルの交尾における体の大きさの影響について. 全国ホタル研究会誌 37: 17-18. PDF
交尾個体と非交尾個体の体長の違いについて論じた。

井口豊 (2005) ゲンジボタルとヘイケボタルの種内および種間における光コミュニケーションについて. 全国ホタル研究会誌 38: 21-24. PDF
ゲンジボタルとヘイケボタルが、お互いを発光によって区別してるかどうかについて論じた。

井口豊 (2006) 長野県辰野町におけるゲンジボタルの明滅周期について. 全国ホタル研究会誌 39: 37-39. PDF (English title: The interflash interval of the Genji-firefly in Tatsuno town, Nagano Prefecture )
松尾峡のゲンジボタルが,完全に関西タイプの外来種になっていることを示した。

井口豊 (2007) ゲンジボタルとヘイケボタルにレンシュの法則はあてはまるか?. 全国ホタル研究会誌 40: 32-34. PDF (English title: Tests of Rensch’s rule in the Japanese fireflies Luciola cruciata and L. lateralis)
通常の最小二乗回帰(OLS)とは異なる最大軸回帰(MA)を適用し,両種ともレンシュの法則が適用されないことを示した。 Also see the article in English: Tests of Rensch’s rule in the Japanese fireflies Luciola cruciata and L. lateralis.

井口豊 (2008) 中部地方におけるゲンジボタルの明滅周期について. 全国ホタル研究会誌 41: 43-45. PDF
山梨県から長野県にかけて中間型と呼ばれるゲンジボタルが広く分布することを示した。

井口豊 (2009) ゲンジボタルの移入問題. 全国ホタル研究会誌 42: 35-38. PDF
移入ゲンジボタルに対する対応策の違いを,辰野町や創価大学(東京都八王子市)の例を挙げて解説した。

Iguchi Y (2009) The ecological impact of an introduced population on a native population in the firefly Luciola cruciata (Coleoptera: Lampyridae). Biodiversity and Conservation, 18: 2119-2126. PDF
辰野町松尾峡に、観光用に県外から移入されたゲンジボタルによって、元々住んでいた地元の自然のホタルが絶滅してしまったこと、そして下流地域への移入ゲンジの拡散が懸念されることを示した。

Iguchi Y (2010) Temperature-dependent geographic variation in the flashes of the firefly Luciola cruciata (Coleoptera: Lampyridae). Journal of Natural History, 44: 861-867. PDF
ゲンジボタルの発光周期は,東日本で約4秒,西日本で約2秒,その中間で約3秒と言われていた。しかし、発光周期は気温によって変化し,気温と発光周期の回帰分析と共分散分析(ANCOVA)によって,初めて正確に地域差を捉えることが可能となった。発光周期は、温度に依存して進化したことを示唆した。

井口豊 (2010) 長野県辰野町における移入ゲンジボタルについて.全国ホタル研究会誌 43: 23-26. PDF
辰野町松尾峡では,天竜川上流沿いや町内の他地域に自然のゲンジボタルが生息していたにも関わらず,県外から大量のゲンジボタルを移入放流し,なお増殖させていることを報告した。

日和佳政・大畑優紀子・草桶秀夫・井口豊・三石暉弥 (2010) 遺伝子解析による移植されたゲンジボタルの移植元判別法. 全国ホタル研究会誌 40: 27-32. PDF (English title: Identification of the native habitats of alien populations of the Genji firefly Luciola cruciata by DNA analysis)
在来ゲンジボタルと外来ゲンジボタルのミトコンドリアDNAを比較し,ゲンジボタル移植の影響を論じた。特に,長野県の辰野町と上高地の移入外来ゲンジボタルに焦点を当てた。辰野町と上高地の移入ホタル問題のページも参照。

井口豊 (2011) ゲンジボタルの羽化不全について.全国ホタル研究会誌 44: 1-3. PDF (English title: Field observations on adults with deformed elytra in the Japanese firefly Luciola cruciata)
辰野町松尾峡と志賀高原石の湯で,ゲンジボタルの羽化不全に,地域差や性差があるかどうか調べた。

井口豊 (2012) 長野県辰野町の在来ゲンジボタルの発光パターン.全国ホタル研究会誌 45: 30-34.
辰野町・鴻の田に生息する在来ゲンジボタルの発光パターンを調べた。 辰野の在来ホタルのページも参照。

井口豊 (2013) 志賀高原・石の湯におけるゲンジボタル成虫の出現パターン.全国ホタル研究会誌 46: 26-28.
志賀高原・石の湯におけるゲンジボタル成虫の個体数の変動パターンをガウス関数近似で調べた。 特異なゲンジボタル生息地,志賀高原・石の湯 のページも参照。

井口豊 (2014) 志賀高原・石の湯におけるゲンジボタルの発光パターン.全国ホタル研究会誌 47: 11-12.
志賀高原・石の湯におけるゲンジボタル成虫の発光パターンを分析した。 上高地,志賀高原,辰野町のゲンジボタル:その駆除を巡ってのページも参照。

井口豊 (2015) 福井県勝山市におけるゲンジボタルの発光パターン.全国ホタル研究会誌 48: 18-19. (English title: Flash patterns of the firefly Luciola Cruciata in Katsuyama City, Fukui Prefecture)
福井県勝山市の浄土寺川におけるゲンジボタル成虫の発光パターンを分析した。

井口豊 (2015) ほたるの町 辰野(長野県)でのほたる育成の取組み -- ほたるによる町おこしと生態系保護の課題 --.守山市ほたるの森資料館 2015年度 第1回環境学習会,滋賀県守山市,2015年10月10日,講演資料. PDF
辰野町が松尾峡において,守山市の業者から購入し移入したゲンジボタルを観光用に養殖していることや,辰野町が増やしたホタルを県外に移出していることを講演で解説した。辰野のホタル 町おこしと保護の課題 - 滋賀県守山市・環境学習会 のページも参照。

井口豊・竹内辰郎 (2016) 滋賀県守山市の「ほたるの森」におけるゲンジボタル個体群の経年変動.全国ホタル研究会誌 49: 15-17.
滋賀県守山市「ほたるの森」において,ゲンジボタル成虫の個体数の変動パターンを,ガウス関数近似で調べた。その結果,3年周期の変動が認められた。共著者の竹内辰郎は,ほたるの森資料館の前館長である。

Horned beetles カブトムシ

Iguchi Y (1996) Sexual behavior of the horned beetle,Allomyrina dichotoma septentrionalis (Coleoptera,Scarabaeidae). Japanese Journal of Entomology, 64: 870-875. PDF
カブトムシの同性間のマウンティング行動を初めて記述した。

Iguchi Y (1997) Hind-leg swinging of the horned beetle,Allomyrina dichotoma septentrionalis (Coleoptera,Scarabaeidae) in feeding. Japanese Journal of Entomology, 65: 73-74. PDF
カブトムシの後脚振行動を初めて記述した。

Iguchi Y (1998) Horn dimorphism of Allomyrina dichotoma septentrionalis (Coleoptera: Scarabaeidae) affected by larval nutrition. Annals of Entomology Society of America, 91: 845-847. PDF
カブトムシ雄の角の二型が,幼虫時代の栄養分の影響を受けることを明らかにした。

Iguchi Y (2000) Male trimorphism in the horned beetle Allomyrina dichotoma septentrionalis (Coleoptera, Scarabaeidae). Kogane, 1: 21-23. PDF (日本語タイトル:カブトムシのオスの3型について)
カブトムシ雄の角の二型ではなく,三型であることを示唆した。

Iguchi Y (2001) Differences in the frequency of fights between minor and major males in the horned beetle Trypoxylus dichotomus septentrionalis (Coleoptera: Scarabaeidae). Entomological Review of Japan, 56 (1): 11-14. PDF (日本語タイトル:カブトムシ雄の角長と闘争頻度について.掲載誌:昆蟲學評論56巻1号)
カブトムシでは,大きな雄ほど攻撃的であることを示した。

井口豊 (2001) カブトムシ雄の後脚振行動を伴わない摂食行動について. 鰓角通信, 3: 25-26. PDF (要旨) [English title: Feeding behavior without hindleg-swinging behavior in the horned beetle Trypoxylus dichotomus septentrionalis (Coleoptera: Scarabaeidae)]
カブトムシ雄が,後脚振行動を示さずに摂食する様子(feeding without hindleg-swinging behavior)を記述した。

井口豊 (2001) カブトムシ雄の配偶行動と配偶者選択. 昆虫と自然, 36 (4): 44-46. PDF (要旨) [English title: Male mating behavior and mate choice in Trypoxylus dichotomus septentrionalis]
  カブトムシ雄は,雌のサイズにかかわらず,配偶行動を示すことを示唆した。

Iguchi Y (2001) Two types of male feeding behavior in the horned beetle Trypoxylus dichotomus septentrionalis (Coleoptera: Scarabaeidae). Entomological Review of Japan, 56 (2): 69-72. PDF (日本語タイトル:カブトムシ雄における 2 種類の摂食行動.掲載誌:昆蟲學評論56巻2号)
カブトムシ雄は,雌が近くにいる時のほうが,後脚振行動を示さないことを明らかにした。

井口豊 (2002) 何がカブトムシに後脚振行動を起こさせるのか? 昆虫と自然, 37 (1): 41-43. PDF (要旨) [English title: What causes the hindleg-swinging behavior of the horned beetle Trypoxylus dichotomus septentrionalis?]
後脚振行動が,フェロモン散布行動ではなく,餌場を巡る競争に関連があるかもしれないことを示唆した。

Iguchi Y (2002) Further evidence of male trimorphism in the horned beetle Trypoxylus dichotomus septentrionalis (Coleoptera, Scarabaeidae). Special Bulletin of the Japanese Society of Coleopterology, 5: 319-322. PDF
カブトムシ雄の角が三型であることを,さらに追加実験で示した。

Iguchi Y (2006) Are beetle horns costly to produce? Evolutionary Ecology Research, 8: 1129-1137. PDF
カブトムシの雄の角の発達は,コストが高くないことを示唆した。スピアマンの偏順位相関(Spearman's partial rank correlation)が使われた。

Iguchi Y (2007) Female-female fighting behavior of the Japanese horned beetle. Movie Archives of Animal Behavior, Data No. momo071108td01b Movie (日本語タイトル:カブトムシの雌間の闘争行動)
カブトムシの雌同士の頭突きによる餌場争いを示した。

Iguchi Y (2010) Intrasexual fighting and mounting by females of the horned beetle Trypoxylus dichotomus (Coleoptera: Scarabaeidae). European Journal of Entomology, 107: 61-64. PDF
カブトムシ雌では,えさ場において,大きな雌は闘争行動を,小さな雌はマウンティング行動を示す傾向があることを示した。そのような,いわゆる同性愛行動は,雌間の闘争を避けるのに役立つようだ。 Also see the detailed description: Female mounting in the horned beetle Trypoxylus dichotomus septentrionalis.

井口豊 (2014) ダイコクコガネの大きさに関する小林論文を読んで:回帰分析におけるモデル選択. 鰓角通信, 28: 33-35. PDF (要旨) (English title: Comments on the paper by S. Kobayashi concerning the size of Copris ochus: model selection in regression analysis)
小林論文に記載されたダイコクコガネの角長変異に対して,直線よりもロジスティック曲線のほうが適合することをAICを用いて示した。決定係数が必ずしも相関の二乗ではないことも指摘した。

Stag beetles クワガタムシ

井口豊・井口岳志 (1990) コクワガタの雄の個体変異. 昆虫と自然, 25(12):31.
コクワガタの雄が,大顎の形や体長との関係から,大中小の3型に分類される可能性を示唆した。

井口豊 (1992) コクワガタの雄の個体変異. 昆虫と自然, 27 (4): 16-19. PDF (要旨) [English title: Individual variation in males of Macrodorcas rectus (Motshulsky)]
コクワガタの雄が,大顎の体長に対する関係(アロメトリー allometry)から,2型であることを示唆した。

井口豊 (1994) コクワガタの寿命について. 月刊むし, 280: 26. [English title: The life span of of Macrodorcas rectus (Motschulsky)]
コクワガタ雄の寿命が3-4年であることを示した。

Iguchi Y (2001) Male Morphological Dimorphism in the Stag Beetle, Dorcus rectus (Coleoptera: Lucanidae). Special Publication of the Japan Coleopterological Society, 1: 201-204. PDF
コクワガタの雄の体長と大顎長の関係には,2本の直線から成るアロメトリック(allometric)な二型があることを回帰分析(regression)によって示した。

Iguchi Y (2003) Male Morphological Dimorphism in the Stag Beetle Dorcus binervis (Coleoptera: Lucanidae). Special Bulletin of the Japanese Society of Coleopterology, 6: 207-210. PDF
スジクワガタの雄の体長と大顎長の関係には,2本の直線から成り,しかもコクワガタと異なるアロメトリック(allometric)な二型があることを回帰分析(regression)によって示した。

井口豊 (2003)コクワガタ成虫の寿命について.日本鞘翅学会第16回大会講演要旨, p. 19. PDF
コクワガタ成虫が3年生存すること,野外での越冬個体が少ないようであること,大型個体が長寿である可能性があること,雌の成虫寿命が短いことを示した。

Iguchi Y (2013) Male mandible trimorphism in the stag beetle Dorcus rectus (Coleoptera: Lucanidae). European Journal of Entomology, 110: 159-163. PDF
コクワガタ雄の大顎は,不連続な変異を示す三型であることを明らかにした。ロジスティック回帰(logistic regression)とセグメント回帰(segmented regression)を使った統計モデルの中から,赤池情報量規準(Akaike’s information criterion, AIC)を用いて,最適モデルを探索した。大顎の形状による分類と,サイズによる分類の一致度は,Fleissのkappa係数で表された。この論文は,インターネット上で面白い取り上げられ方をしたので,それを以下の私のブログに書いた:コクワガタの論文が医学論文扱い?

Others その他

井口豊 (1985) 伊豆諸島の生物地理学的問題について. 月刊むし, 172: 27-29. (English title: Biogeographical problems of the Izu islands) PDF (abstract)
マッカーサー (R. H. MacArthur) の島嶼生物地理学理論に基づき,伊豆諸島のカミキリムシが本州から島伝いに伊豆諸島に侵入したことを推定した。さらに,伊豆諸島の生物分布の変遷を論ずる際には,フィリピン海プレートの運動を考慮すべきであることを指摘した。

井口豊 (1988) ルイヨウマダラテントウの分布パターン. 昆虫と自然, 23(12): 30-32. PDF (要旨) [English title: Distribution pattern of Epilachna yasutomii (Katakura)]
ルイヨウマダラテントウの分布が,気候温暖化の影響を受けていると推定した。

井口豊・柴明 (1988) クロヤマアリの移動速度. 昆虫と自然, 23(13): 24. (English title: The walking and sprint speeds of the Japanese ant Formica japonica) PDF (abstract)
岡谷北部中学校の生徒による夏休み自由研究の成果である。クロヤマアリの歩く速度と走る速度を測定し,その速度分布の特徴を論じ,さらに,ヒトのこれらの速度と比較した。アリの歩く速さと走る速さのページも参照。

井口豊 (1992) 生物学者は伊豆半島衝突説を覆せるか. 月刊むし, 252: 31-32. (English title: Can biologists disapprove the hypothesis of the collision of the Izu arc?) PDF (abstract)
黒沢良彦氏が伊豆半島衝突説に反対意見を述べたことに対し,その矛盾点を指摘した。

井口豊 (1994) なぜ"more than"を誤訳するのか?. 生物科学,46(3): 159-163.
生物学者だけでなく,日本人一般が,「~より多い」という意味の "more than" を「~以上」と誤訳する事例や理由を指摘した。著名出版社の大学受験問題集の模範解答にさえ誤訳が見られる。

井口豊(2009) 「ホタル保護条例」が問いかけるもの.インターネット新聞JanJan, 2009/12/17.
辰野町における改正ホタル保護条例が,自然のホタル保護にマイナスである点を指摘した。

井口豊(2010) 辰野町長矢ヶ崎氏、4期目も「移入ホタル問題」には消極的.インターネット新聞JanJan, 2010/2/22.
前辰野町町長である矢ヶ崎克彦氏が,移入ホタル(外来種)問題に取り組もうとしなかったことを示した。

井口豊 (2013) 長野県岡谷市の塩嶺西山地域における断層と地すべり地形. 日本活断層学会2013年度秋季学術大会講演予稿集: 60-61. (English title: Faults and landslides in the Enrei and Nishiyama areas of Okaya City, Nagano Prefecture, Japan) PDF
塩嶺病院直下を通過する断層と岡谷小学校付近の断層を調べ,両地域で走向の傾向が異なることを指摘した。

井口豊 (2014) 長野県岡谷市の北部および南部で見つかった断層露頭. 日本活断層学会2014年度秋季学術大会講演予稿集: 54-55. (English title: Fault outcrops discovered in the northern and southern parts of Okaya City, Nagano Prefecture, Japan) PDF
岡谷市の北部および南部で発見された第四紀の塩嶺層中の断層を報告し,糸魚川-静岡構造線系の活断層である諏訪湖北岸断層および南岸断層との関連性を考察した。

井口豊 (2015) 3次元画像で得られた長野県岡谷市塩嶺山地における地形地質学的特長. 日本活断層学会2015年度秋季学術大会講演予稿集: 56-57. (English title: Topographical and geological characteristics of Enrei mountains in Okaya, Nagano, derived from 3D images) PDF
岡谷市の塩嶺山地から大川流域にかけて,国土地理院提供の3D地図で,活断層や地滑りの地形の特徴を分析した。

井口豊 (2016) Google Earthを利用した2016年熊本地震の地表変動の解析. 日本活断層学会2015年度秋季学術大会講演予稿集: 80-81. (English title: Analysis of surface deformation caused by the 2016 Kumamoto earthquake using Google Earth) PDF
熊本県の西部より東部のほうが,前震も本震も水平変位が大きいことが示された。しかし,それは国土地理院データより一桁大きかった。本震で地表断層が現われた益城町三竹では,前震でも凹地状の変位が見られた。

尾之上高哉・井口豊・丸野俊一 (2017) 目標設定と成績のグラフ化が計算スキルの流暢性の形成に及ぼす効果.教育心理学研究 65(1): 132-144. (English title: Effects of goal-setting and self-graphing on math fluency: Class-wide instruction in the third and fourth grades)
小学生に対するゴールセッティング効果の研究であり,線形混合モデルと共分散分析で統計解析された。

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