闘う旅行記
 
 


私の賽銭が受け取れんのか!




旅行に行くと、たいてい神社仏閣を回っている私たちですが…。


「なーんかいまいちご利益ないよねえ」

(よく一緒に旅行に行く友人談)

…いつも賽銭がだんだん減ってくからじゃなかろうか」


最初は張り込んで賽銭を入れている私たちですが、

特にお寺なんかだと、何処まで行っても賽銭箱が置いてあって、

どれだけ入れさせれば気がすむんじゃいっ!

(失言)

ていうくらいあるので、

最後には、小銭がなくなって、


Cちゃん、お金ある?」

「あと、十円」

「じゃあ、二人で五円ずつってことで」


「あゆみん、お金ある?」

「あと、一円玉が何枚か」

「じゃあ、一円ずつってことで…」


ま、張り込んでも投げ返されることもありますけどね。

初詣に行ったとき、五百円を投げてみましたが、

賽銭箱にあたって、跳ね返されてしまいました。


「私の賽銭が受け取れんっちゅうんかっ!! ああっ!?」

「あっ、あゆみ~んっ!!

 そんなこと言ってるから、あんたご利益ないんじゃんっ!!」


正月早々、あやうく、神様に喧嘩売るところでした。


そもそも、参拝の仕方がいい加減ですからね。


「あゆみん、参拝する前に、手洗わなくていいの?」


ポケットから手も出さずに。

「だって寒い…」


私、ちょっと反省の必要があるようです(^^;





再び、賽銭ネタ

















山口の龍蔵寺には、お種銭というものがあります。

本堂に置いてあるそれを一枚持って帰り、いいことがあったら、返しに来る

という幸せを呼ぶお金なんですが、

私たちが行ったときには、ちょうど一枚しかありませんでした。


Cちゃん、持って帰りなよ」

「いや、あゆみん、魔よけに持って帰りな。あんたの方がなんか最近、ついてないから。

私の分まで、幸せになって!」

Cちゃんっ!」


と盛り上がっていた私たちですが、

本堂のあと、正面にある不動明王像のあるお堂に行きました。


C「あれ、賽銭がない」

(これは相変わらず…)


あ「あ、私、まだあるよ。入れておいたげる」

そう言った私の財布には二枚の五円玉。


「じゃ、この先、まだあるかもしれないから、

とりあえず、一枚ね」


ひとつの五円玉には、白い紐がついてました。きらきらの新しい五円玉。

近所のおばちゃんが、あゆみちゃんにいいことがありますようにと、

モチまきで拾った五円玉をくれたものでした。

(しかし、こうまで、人に幸せになってね、と願われる私の今の状況って…(^^;)


これは、大事にとっておかなくちゃ、ともう一枚の五円玉をポイッ。

「いいことありますようにっ」

「あゆみん、手を叩くな(^^;」


「あ゛ーーーっ!!」

「なになにっ!?」

「いっ、今入れたのっ、幸せのお種銭ーーーっ!!」

「このばかたれがーっ!」


なんの願いをかなえることもなく、お種銭は龍蔵寺へと帰っていきました。


Cちゃんに、あんた、私の幸せも分けてやったのに、と罵倒されながら、とぼとぼと歩く私は、

そのまま、例の奥の院に突入してしまったのでした。


…あれって、もしかして、お種銭を粗末にしたバチだったのでしょうか…。

教えてください、龍蔵寺さま(^^;)


すみません。

まだ奥の院の話、移転してません。




誰も信じてくれない話


あれは、親戚のみんなで旅行に行ったときのこと。

ドライブインで休憩した後、ジュースを買ってくれと母が言うので、

自動販売機の前にいた私が、

何本? と聞くと、

「二本っ」

と母は、指でVの字を示し突き上げました。

ところが、その指が、後ろから来た若い男の人の鼻に、

ずぼっ!


鼻に指を刺されたまま、彼は、じっとしていました。

どうしたらいいのか、わからなかったのでしょう。

母が引き抜いたあと、彼は無言でドライブインに入っていきました。

彼の後をついていく、友人らしき男の人は肩を小刻み震わせていましたが、

やはり何も言いませんでした。

車に戻って、母曰く、

「ぶにゅっして、やわらかかった」


しかし、ちょうどそれは、自動販売機の陰での出来事だったので、

車に乗っていた皆は見ておらず、誰も信じてくれませんでした。


刺された男の人も同じだったでしょう。可哀想に。

でも、私が人から聞かされても、やっぱり思うと思います。

そんな馬鹿な…。(^^;)




 

私の賽銭が受け取れんのか

ふたたび、賽銭ネタ

誰も信じてくれない話